ベスト5 カラフル&ファッショナブルな彩り爛漫 千姫丸

官能的なペイントとともに、夜の帝王、ダンプ仁義、天下御免の文字が並ぶリアビュー。砂切りまでウロコステンレスで覆われているので、積み込みのオペレーターはかなり緊張したにちがいない。



同号で「浪花会復活EXPRESS」と題した特集が行われたからなのか撮り忘れたのか、このページに千姫丸のフロントメインカットがない。……ので、前述の特集よりナイトシーンの写真を抜粋!

浪花会副会長車の千姫丸。

「大阪は水野板金で改造したトラックが多いんだけど、わしのもそこでやってもらったんですわ。このトラックは55年型で、現在、16万km走ってるんや。一度でなくコツコツと飾ってきた。 そら、トータルすると500万円はかかってるのとちがいまっか」。

ユニークなのはサイドからのスタイル。オールステンレスで、ベースのカスタムFKとは思えないほど変身している。

「ウロコステンレスで仕上げたんやけど、カラフルにしたかったのでダイヤ型のステッカーなど貼ってみたんや」。


ドアからボディまで全面をウロコステンレスで覆い尽くした圧巻のサイドビュー。

ドアもユニーク。 両方で15万円だ。

これだけでは満足せず、次はバンパーをキャデラック型のものに交換する予定だそうだ。

「砂やジャリを大阪、京都を中心に運んでいるんやけど、雨の日はドロンコになるさかい、なるべく仕事せんようにしてんや。一度ドロをかぶると洗車に3時間はかかる。冬はほんまつらいんや」。


暖色系カラーで統一された内装。ムーディーな印象。

大阪浪花会はダンプ中心。 飾りの特長は、ステンレスを上手に使うところ。
現在、大阪浪花会は20名、これからも会員を増やしたいと思ってます」。


ペイントとともに、夜の帝王、ダンプ仁義、天下御免の文字が並ぶリアビュー。砂切りまでウロコステンレスで覆われているので、積み込みのオペレーターはかなり緊張したにちがいない。

文:編集部 カミオン1984年12月号をもとに再構成

RECOMMENDED

RELATED