ドライバー情報 街道珍景 元ネタは明子姉さん!? 電柱の影から何を思う? (広島県東広島市)

彼女が守るのは、交通安全ではなく実は後方の畑だったりして。


華奢な感じもグッとくる要素。マスク美人ではないはずだ。

広島県安芸高田市。三篠川と並行した県道29号線、通称吉田豊栄線。

「ドライバー情報 街道珍景 気をつけよう 交通事故とおまわりさん?(広島県東広島市)」で紹介した警官型人形と同日に見かけたのがこちら。

交通警備の姿をした女性の半身人形が電柱からソッと向原駅方面を注視している。

風雨にさらされヘルメットも安全反射ベストも薄汚れているが、コロナ禍をふまえてなのか、排ガス対策なのかは謎だが、大きなマスクを着用。

ちなみに、日本の幽霊に足がないと認識されているのは、江戸時代中期~後期の絵師・円山応挙が初めて足のない幽霊の絵を描いたことがキッカケという説が有力視されるが、こちらの人形には下半身がない。そのため、ここに人形があることを知らずに夜間通りすがりに見かけたら、女性の幽霊だと間違えてしまいかねない。

しかしよくよく見ると、かわいらしい大きな瞳とショートカットは某有名若手女優のよう。不気味を理由に撤去するなんてせず、警備服を新調し、髪をきちんとセットしたら、驚くくらいにかわいくなるはず。

グーグルマップによるGPS座標「34.6039500, 132.7638940」を記しておくので、どなたか支援をよろしく頼む。


この後ろ姿を見ていてふと浮かんだのは、雨ニモマケズ、風ニモマケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ、丈夫ナカラダヲモチ、慾ハナク、決シテ瞋ラズ、イツモシヅカニワラッテヰル、そう、宮沢賢治の詩だ。東広島市の警官型人形の記事で触れたChatGPTは実は彼女のことを指摘していた?

取材・写真・文:編集部

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