サロンバス 外装・内装ともにハイセンス 由加丸テイスト満載 ネオプラン

平成8年ごろに大阪の中央観光バスから引き受けた車体は入手当初はホワイトだったが、すぐに現在のカラーに塗り直された。車体には会社名を記したウロコステンレスで縁取りした切文字や、メッキ仕上げされた後方のエンジンルームルーバーなどが特徴的だ。

       
中央観光で使用されていたスペースライナーN117-2型をベースに、由加丸で培ったアートトラック要素を盛り込んで製作された1台。ベンツ製エンジンは1度換装されており、昭和61年式とは思えないコンディションを誇る。外装はメッキパーツやダイヤモンド型に加工されたステンレスをあしらい、高級感を引き立てている。


↑スーパーハイデッカーらしく客席は2階部分に備わっている。客席の快適性を確保するため1階部分は運転席とトランクルームのみとなっている。

 コックピットには全面にネオプリンセス生地が貼り込まれ、シャンデリアやアンドンボックスなどを設置。今や貴重なバラ柄のエッチングステンレスなども使用されている。客席後部のサロン部分はナイアガラを取り囲むように配置。中央に大きなケーキ型シャンデリアを装着するほか、中央通路部天井にはリンゴ型を等間隔で配置。豪華絢爛な空間に仕上げている。


↑客席後部のサロン部分。豪華さとともに気品さが漂う。

→【画像12枚】外装と内装の各所説明など

掲載:サロンバスライフ 2022年5月1日発行(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)
文:編集部 写真:岡崎雄昌

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