2017年、6回目となる「浅間ヒルクライム」が快晴の中、浅間〜高峰高原に過去最大のエントリー車両を集め開催された。一般のエントリーだけでなく、各出展社の盛り上がりも過去最高に。特にエンドレスは、旧車レストア事業で製作された車両のほとんどを展示。そのうち3台をヒルクライムで走らせたのだ。
【 浅間ヒルクライム Vol.2 〜イベント振り返り〜】
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【1】から続く ところで、2012年の第一回では50~60台に過ぎなかったヒルクライム参加車両だが、今回は実に150台以上のレーシングカーや市販スポーツカー、あるいは二輪車やサイドカーなどバラエティーに富んだマシンたちが大挙して出場。中でも、今回特に目を引いたのは近現代のラリーカーたちだった。例えば創世期のWRCで活躍したグループ4やグループBマシンから、現行のAPAC選手権や全日本ラリー選手権を走っている車両も、それぞれ現役選手とともに出場。またレーシングマシンについても、古くは60年代のフォーミュラから、全日本GT選手権。そして現役のスーパーGTに至るマシンが、素晴らしいスペクタクルを演出した。
>>【画像52枚】レストアプロジェクトによる旧車たちがエンドレスブースを彩る。昨年の917Kに続きポルシェ本社から持ち込まれた936と956Cなど>> 前日のぐずついた天候から一転、快晴に。日中は照りつけるほどの暑さになった。
>> ヒルクライムに参加したエンドレス車両はパブリカ、本誌イベント「ノスタルジック2デイズ」にも以前展示されたトヨタスポーツ800、東京オートサロンで話題となったBMW2000Cが走行。もちろんド派手なカラーリングの柳田春人さんのS30フェアレディZも疾走。多くの観客をわかせた。
>> 今回が初参加となったハコスカGT-Rが、S20型サウンドを轟かせる。
>> 創立100周年を迎えた(2017年取材時)横浜ゴムのブースでは、記念事業であるADVAN HF TypeDを中心に製品を展示。アドバンカラーのデモカーに交ざり、TypeDの装着車両であるZ432-Rも展示。もちろん展示だけでなく、ヒルクライムも走行した。
>> このホンダ1300クーペも、実はENDLESSがレストアした車両。
>> ホンダS600とS800も浅間がよく似合う。
>> ともに当時のN2仕様の4A-G型を積むAE86とKP61。
>> アルピーヌA340は、今回唯一の葉巻型フォーミュラとなった。
>> 毎回、上位を独占するフォーミュラ隼軍団。
>> すっかり名物となったレーシングサイドカー。
【3】に続く初出:ノスタルジックヒーロー 2017年8月号 Vol.182
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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