2022年6月5日にイオンモールむさし村山店で開催された「プリンスの丘自動車ショウ」。
プリンス/日産の村山工場で生産されたクルマたちが生まれた場所にあつまるイベントだ。
下記の記事に引き続き、80年代から村山工場が新車生産を終了する2001年までのクルマたちを紹介していく。
>>>グロリア、ケンメリ、ローレル……村山工場で生まれたクルマの「里帰り」 プリンスの丘自動車ショウ【60、70年代旧車編】村山工場で生産されたクルマは、プリンス自動車工業時代のグロリアを筆頭に、スカイライン(GT-R含む)やローレルの登場時から2001年までの全モデルが代表的な車種。
その他、スカイライン/ローレルとシャシーを共有するセフィーロやステージア、コンパクトカーのマーチなども村山工場で生産されていたことがあり、これらのクルマもエントリーしている。
参加者および開催関係者での記念写真。中心となったのは全日本ダットサン会とその傘下クラブ。
プリンス自動車工業時代のクルマの多くはPMC(プリンスモータリストクラブ)所属のオーナー車両。
【画像29枚】プリンスの丘自動車ショウ ハチマル車、90年代車etcを写真で紹介プリンス/日産車専門ショップ、プリンスガレージかとりの香取孝代表は秘蔵のR32スカイラインGT-RのグループA車両で参加。93年のJTCCを戦ったBPトランピオ スカイラインGT-R 1993Gr.Aだ。80年式 ローレル 2000GL
1977年から80年まで生産された3代目の230ローレル。マイナーチェンジによってヘッドライトが丸形4灯から角形4灯に変更されている。
1983年式 ローレル ハードトップ200E メダリスト
4代目C31ローレルのハードトップモデル。「アウトバーンの旋風(かぜ)」というキャッチフレーズが付けられ、欧州風のデザインとなったモデルだ。
97年式ローレル 25クラブS
ローレルの最終モデルとなったC35ローレル。97年から2003年まで生産されたが、モデルイヤーの途中である2001年に栃木工場に生産が移動している。
81年式 スカイライン ハードトップ 2000RS
ケンメリGT-Rに搭載されたS20型エンジン以来、久しぶりのDOHCエンジンとなった直列4気筒2LのFJ20型エンジンを搭載したDR30スカイライン。
85年式 スカイライン4ドアハードトップ パサージュGT
7代目となるR31スカイラインは、歴代スカイラインの中で唯一4ドアピラーレスのハードトップがラインアップされていた。
91年式セフィーロ オーテックバージョン
88年に登場したセフィーロは村山工場の他、神奈川県の座間工場でも生産されており、車台番号によって区別することができる。この個体はオーテックジャパン(当時)によってエンジンチューンやエアロパーツの追加などのカスタマイズが施されている。
2001年式 マーチBOX
マーチは初代モデルの登場時に新工場が建設されるなど、村山工場に縁の深いクルマ。日本、欧州双方のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した2代目K11マーチが3台エントリー。
このマーチBOXはハッチバックのマーチをベースにしたステーションワゴンモデル。
79年式クリッパー(左) 80年式クリッパー(右)
プリンス時代から続くトラックのクリッパーの姿も。緑の積載車はプリンス/日産車専門ショップのバラクーダの営業車両。
右のクレーンを搭載したクリッパーはワイドボディ化されたモデル。
【画像29枚】プリンスの丘自動車ショウ ハチマル車、90年代車etcを写真で紹介60年代、70年代のプリンス車および日産車については、以下のリンクを参照。
>>>グロリア、ケンメリ、ローレル……村山工場で生まれたクルマの「里帰り」 プリンスの丘自動車ショウ【60,70年代旧車編】