珍しいAT仕様のハコスカは、お父さんからのプレゼント!!
某ディーラーのサービス部門で、整備士として働いているオーナー。
お父さんも整備士で、旧車好き。そのDNAをしっかり受け継いでいる。
【1972年式 日産 スカイライン 2000 GT Vol.1】
オーナーは、某ディーラーで働く22歳の整備士。まだまだ熟練とはいえないまでも、愛車のメンテナンス程度は、難なくこなせる。というのも、父親の和彦さんも自動車整備士として働いており、趣味で旧車を所有していることもあって、小さい頃から旧車になじんでいたからだ。
現在所有する1972年式ハコスカ2000GTも、元はオーナー父が手に入れたクルマだったそうだ。
▶▶▶【画像22枚】なつかしい昭和なスタイルをまねたドレスアップということか、後席のアシストグリップに追加されていたハート形の吊り輪など「22歳の頃、前期の1970年式ハコスカに乗っていたんです。それは諸事情があって手放したんですが、20年ほど経って、もう一度ハコスカに乗りたくなり、あちこち探しました。そうしたら、鳥取にフルノーマルの4ドアで程度のいい出物があると聞き、見に行ったんです。予想以上に状態がよく、しかも、珍しいAT仕様ということで購入を決めました」とオーナー父は話してくれた。
購入したのは、今から5年前。息子さん(オーナー)は17歳で、まだクルマの運転免許は持っていなかった。そして、息子さんが18歳の誕生日を迎えたのを機に、ハコスカをプレゼントした。
ダッツンコンペステアリングに交換されたインテリアは、まずまずのコンディション。ステアリングシャフトの奥に見えるのは、最近、装着率が高まっている電動パワステのモーター部分。
センターコンソールの収納スペースのフタを開くと、オーディオのヘッドユニットが出現。フタを閉めれば分からない。
ハコスカではあまり見かけないAT仕様。3速なので、長距離は大変かも!?
【2】【3】に続く初出:Nostalgic Hero 2016年 2月号 vol.173(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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