クラウンから移植! マウント現車合わせ、メンバー一部加工で搭載! エアコン・パワステもトヨタ|1969年式 メルセデス・ベンツ250SE Vol.3|エンジンスワップでよみがえったクラシック・ビークルたち

外観からスワップを感じさせる要素は一切排除。

       
【1969年式 メルセデス・ベンツ250SE Vol.3】

 搭載エンジンはショップ側からの提案で、2JZ‐GE型に決定。15系のクラウンをドナーとして用意し、エンジン、ミッション、エアコンユニットなどを移植した。

 もともと6気筒搭載車なのでスペース的な問題はなく、マウントは現車合わせで製作し、メンバーも一部を加工しただけで搭載は問題なく行われた。フロア加工なしでミッションも載ったので、血統違いのスワップ作業とはいえ、思ったほど大がかりなものにならずメカニズム面は完成。

 オーナーのもう一つの要望として「見た目は完全オリジナル」というのもあったので、外観からスワップを感じさせる要素は一切排除。それはインテリアでも徹底しており、運転席からの眺めはオリジナルを保ったままだ。オーナーは最初の目論みどおり、毎日の通勤にこのクルマを使用している。

古いメタル製を使用して、エンジンルームで目立たないように配慮したエアクリボックスなど【写真6枚】



1969年式 メルセデス・ベンツ250SE 主要諸元
●エンジン:2JZ-GE型、コア増しラジエーター
●駆動系:15系クラウン用4速AT
●ブレーキ:100系マークII用マスター
●タイヤ:ミシュラン・エナジーセーバー(195/70R14)
●インテリア:15系クラウン用エアコン移植

初出:Nostalgic SPEED 2014年11月 Vol.005(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1969年式 メルセデス・ベンツ250SE (全3記事)

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text : TAKAYOSHI SUZUKI/鈴木貴義 photo : AKIO HIRANO/平野 陽

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