「よろしくメカドック」をおさらい【3】小町と優は風見に好意を抱く恋のライバル。チャコにアプローチされるいっつぁん

Ⓒ次原隆二/NSP 1982

【「よろしくメカドック」をおさらい Vol.3】

【画像17枚】クルマ漫画を代表する名作のひとつ「よろしくメカドック」の世界をおさらい

主人公は風見潤で、メカドックのチューニング全般を担当するとともに、優れたドライビングテクニックも持ち、レースではドライバーとして参戦。

中村一路、通称「いっつぁん」はメカドックの経理担当かつ責任者。自動車整備専門学校を主席で卒業しているとのことだが、整備やチューニングには弱い。板金・塗装を担当するのが野呂清。風見から「板金の天才」と呼ばれるほど腕は確か。この3人がメカドックの面々。

メカドックに出入りしてストーリーに花を添えるのは女性陣の3人。トヨタスポーツ800を愛車にする女暴走族の小野麗子、通称「女暴小町(すけぼうこまち)」、セルボのミニパトで違反者を追いかけ回す交通課の交通巡視員の早坂優、女性向けカーショップ「美酒蘭(ミシュラン)」のオーナー南条久子、通称「チャコ」。

小町と優は風見に好意を抱く恋のライバル。チャコにアプローチされるいっつぁんは照れ隠しで邪険にするが、実はまんざらでもない。あ、金欠暴走族の「松桐坊主」も忘れてはいけなかった。

ゼロヨン・グランプリ編

謎の男から優勝賞金1000万円のゼロヨン大会への招待状が手渡された風見。同じとき、野呂の母親に手術が必要であることが分かる。賞金を手術代に当てるため、メカドックは大会に参戦するのだった。初めてゼロヨンに挑戦する風見は革新的なCR-Xを作り上げて戦いに挑む。メカドックの対戦相手となったのは紫電改、チャンプ(那智)、ワタナベ(ナベさん)、夢幻アウトバーン(兵藤)。那智とはショップの看板をかけ、ナベさんは引退をも決意して風見と熾烈な争いを繰り広げた。


Ⓒ次原隆二/NSP 1982 紫電改の代表で、チューニング界の大御所、露崎武士。ナベさんとは子弟関係にある。見た目とは裏腹に優しく面倒見がいい。

【4】へ続く

初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

「よろしくメカドック」をおさらい(全4記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

RECOMMENDED

RELATED

RANKING