「よろしくメカドック」をおさらい【2】キャノンボール編、ゼロヨン・グランプリ編、東日本サーキット・グランプリ編、そして

Ⓒ次原隆二/NSP 1982

【「よろしくメカドック」をおさらい Vol.2】

【画像17枚】クルマ漫画を代表する名作のひとつ「よろしくメカドック」の世界をおさらい
それはさておき、まずはメカドックのおさらいから。メカドックは「Mechanical Doctor(メカニカルドクター)」の略で、言わずもがなチューニングショップ。

当初は一般客向けのチューニングがメインだったが、次第にレースがストーリーの中心となっていき、大きく4つに分けられる。それがキャノンボール編、ゼロヨン・グランプリ編、東日本サーキット・グランプリ編、そして三戸コンツェルン編だ。

これらのレースを通じてライバルと出会い、チューニングの腕と速さを競っていく。このうち最後の三戸編は、燃費競争のマイレッジレースと三戸が開発したスポーツカー「NEO(ネオ)」を使用したワンメイクレースとなり、チューニング要素はやや薄くなる。


キャノンボール編

奥多摩で永遠のライバルとなるチャンプの那智と出会った風見は、那智からキャノンボールの話を聞き、参戦を決意。舞台は千葉県の九十九里海岸から神奈川県の江ノ島まで約140km。ルートは自由で、とにかく早く到着したドライバーが優勝というレース。ここで那智のほか、カリスマチューナーのナベさん、ハイギヤードの東城誠とバトルを繰り広げる。途中、那智の双子の弟・徹が飛び入りするなど波乱もあるが、最後に残ったのは風見、ナベさん、那智。そしてゴール直前に衝撃の展開が待っていた。


Ⓒ次原隆二/NSP 1982

【3】へ続く

初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

「よろしくメカドック」をおさらい(全5記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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