【刑事ドラマ旋風】「もっとあぶない刑事」からレギュラー出演! より洗練された後期アルティマV30ツインカム!|日産 レパード アルティマ&日産 レパード アルティマ V30ツインカム【3】

「もっとあぶない刑事」でバトンタッチされた後期型、日産 レパード アルティマ V30ツインカム

【2】から続く

”あぶ刑事”といえば、金のレパード。2人の主人公をより輝かせた重要な役割を担った。特に、劇場版『またまたあぶない刑事』より、薄暗い埠頭に停めたレパードのミラーに、タカのジャケットが掛かっている場面は、誰もが真似をしただろう。

【80年代 刑事ドラマ旋風 あぶない刑事】日産 レパード アルティマ&日産 レパード アルティマ V30ツインカム vol.3】
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 テレビドラマ第二作「もっとあぶない刑事」では、マイナーチェンジ時期と重なったレパードが前期アルティマから後期アルティマターボへバトンタッチ。ボディカラーもダークブルー2トーンへ変更された。劇場版第三作「もっともあぶない刑事」にも登場したが、こちらはストーリー展開上ほとんど出番がないため、後期型の活躍の場は 「もっと……」が中心となる。

 初登場は第5話。タカとユージがタバコ片手に事件の経緯を語るシーンで、フロントのアップが映り込む。そして話がまとまると、おもむろに発進。その瞬間、3Lターボらしく一瞬リヤを沈め、画面から消え去る。ほんの短時間のシーンだが、ほれぼれするような挙動だ。また、この回ではサンルーフの存在もはっきりと分かる。タカとユージが車内で過ごすシーンも多く、レパード好きにはこたえられない。

 最終話の第25話では逃走犯に奪われ、ペンキと粉にまみれ、おかしなマスコットを取り付けられるというなかなかの災難ぶり。しかも銃撃でウインドーは割れ、走行不能にもなるが、その傷だらけの姿に、やはり銃弾を浴びたユージが重なり切ない想いにさせられる。

 そして、ラストシーンは日本大通りでのカーチェイス。最後までシビれさせてくれる名優レパードは、間違いなく「あぶデカ」に欠かせない存在だ。

 なお、劇中車はアルティマターボだったが、この個体は自然吸気のアルティマ。前ページと同じくカーショップフレンドで販売されている個体で、コンディションは上々。とくにインテリアは圧巻で、新車時と変わらない美しさを保っている。あぶない刑事ファン必見の1台と言えよう。
【画像21枚】後期で、助手席側をなだらかに傾斜させて開放感を高めたインパネ形状に。取材車両はダッシュの割れなど皆無で、各部の色褪せもほとんど見られない素晴らしいコンディション



>>トランクのオーナメントエンブレムは、前期がゴールド地にブルーとレッドの差し色が入っていたが、後期ではブラック/ゴールドのシンプルなものになった。



>>VG30型は自然吸気だが、排気量の大きさも手伝って、走りに不満は出ないだろう。なお、前期から15psのパワーアップを果たしている。

【1】【2】から続く

日産 レパード アルティマ&日産 レパード アルティマ V30ツインカム(全3記事)
初出:ハチマルヒーロー 2017年9月号 Vol.43

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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TEXT:KOUICHIRO SEKI/関耕一郎、Rino Creative/リノクリエイティブ PHOTO:AKIO HIRANO/平野陽

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