ターボC【6】入手困難な純正部品は取り外し、新しい年代の車種の純正部品を流用|1984年式 日産 スカイラインHT 2000ターボ インタークーラー RS-X

シルビア用サスを移植し サーキット走行もこなすチューンド鉄仮面

ターボ時代の幕開けといえる80年代初頭に登場したDR30。後期型で採用されたグリルレスのフロントマスクから「鉄仮面」の愛称で親しまれ、最強仕様ともいえるターボRS-Xはインタークーラーで武装。最高出力200㎰以上を発揮した。これをベースにハイレスポンスな走行会スペックに昇華させたマシンがこちら。オーナーの情熱が注ぎ込まれたチューンドだ。 

【1984年式 日産 スカイラインHT 2000ターボ インタークーラー RS-X Vol.6】

【画像27枚】2.1L+GT-SSによるハイレスポンスな320PS仕様をサーキット走行で楽しむ鉄仮面! インマニからの圧力を個別に取るのではなく、アルミタンクを設置して1カ所に集中させることで配管をキレイにまとめるなど、ディテールにもこだわる

「このクルマを製作するうえで意識したのは、欠品や製造廃止などで入手が難しくなった純正部品は取り外すこと。その代わりに、年代が新しい純正部品に置き換えることで、長く乗り続けるための延命措置を図っています」

そのためBNR32用のエンジンマウントやブレーキマスター、S14用のラック&ピニオンなど、他車種用の純正パーツに置き換えた部分は多岐にわたる。高騰した中古部品で修復するよりコストが抑えられ、アップデートにもなる。こうした融通が利くのも、日産車ならではの魅力といえる。

年式なりの劣化が進んだボディの補強も実施。車内には斜行バー付きのロールケージを組み込んだうえに、ストラット周辺にはスポット溶接を追加。320PSまで引き上げたパワーをサーキットで生かし切るための土台作りを行なっている。


>>ドライバーから見やすいステアリングコラム上には永井電子機器製ウルトラのタコメーターを設置。


>>ステアリングはMOMOバックスキンで、ボスは脱着可能なワークスベルのラフィックスを使用。写真のように普段は外しておけるので、盗難予防にも効果的だ。ラック&ピニオン化しているので、剛性もアップしている。
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【7】に続く

主要諸元 SPECIFICATIONS
1984年式 スカイラインHT 2000ターボ インタークーラー RS-X(DR30)

■エクステリア:ジェネシス製フロントハーフバンバパースポイラー、FRP製ボンネット、180SX用ウインカー、日産純正HIDヘッドライト、純正色オールペイント、ストラットまわりスポット増し、GTウイング(未装着)
■エンジン:FJ20型改2.1L+HKS製GT-SSタービン仕様(320PS)、東名製鍛造ピストン、スプール製コンロッド、HKS製288度カム(加工264度)、亀有製ビッグバルブ/スライドカムスプロケット、ユーティリタス製クランクプーリー、ポート研磨、燃焼室加工(フルサークル)、ウオーターライン追加
■吸排気系:N14パルサー用φ80mmスロットル、、HPI製エアクリーナー、ワンオフサクションパイプ&フロントパイプ、YSガレージ製手曲げ等長エキマニ、R31ハウス製スポーツ触媒、ワンオフφ76.3㎜フルチタンマフラー
■点火系:ダイレクトイグニッション
■冷却系:KOYO製ラジエーター、セトラブ製オイルクーラー
■燃料系:ニスモ製550ccインジェクター、ボッシュ製燃料ポンプ、サード製コレクタータンク
■制御系:HKS製FコンVプロ/ブーストコントローラー
■駆動系:ニスモ製カッパークラッチ、S15用ニスモ6速ミッション、クスコ製RS1.5way(ファイナル3.9)
■サスペンション&操舵系:エンドレス製ZEAL S13用(F)バネレート10㎏/mm、ピロロワアーム、ピロテンションロッド、S14用ラック&ピニオン流用、S15用ナックル (R)バネレート8kg/mm
■ブレーキ:(F)R33タイプM用対向キャリパー+ディクセル製ローター (R)R32GT-R用流用+ディクセル製ローター、ウイルウッド製プロポーショニングバルブ
■タイヤ:ダンロップ ディレッツァZⅡスタースペック (F)235/40R17 (R)255/40R17
■ホイール:アドバンレーシング (F)RGⅢ 17×8.5J +31 (R)RGⅡ 17×9J +22
■インテリア:MOMO製ステアリング(バックスキン)、レカロ製SP-G(運転席)、R33GT-R純正スーペリアシートカバー(助手席)、シュロス製ハーネス、トラスト製追加メーター(ブースト、水温、油温、油圧、燃圧)、永井電子機器製ウルトラタコメーター、PLX製A/Fメーター、GDBインプレッサ用シフトノブ

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【7】へ続く
初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1984年式 日産 スカイラインHT 2000ターボ インタークーラー RS-X(全7記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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