巨匠ジウジアーロが認めたデザイン「世界で最も美しい小型サルーン」|1993年式 ユーノス500 20F【4】

ユーノス500のインテリアの特徴が、このサテライトスイッチ。ここには空調のスイッチがまとめられ、2ℓ車はオートエアコンが標準。「同時所有しているHBコスモとの類似点が感じられるのがこのスイッチですね」

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ユーノス500も例外ではない。「いつまでも色あせない価値」をテーマに開発されたこのモデルは、ハイパワーなエンジンや木目や本革を使った豪華な内装、ハイテクな装備など、分かりやすいアイコンはない。しかし、何よりも美しいデザインを持っている。

その証に、かの自動車デザイン界の巨匠、ジョルジェット・ジウジアーロが「世界で最も美しい小型サルーンだ」と絶賛した。世界で評価されたスタイルは20年たった今でも色あせることなく、まさに開発コンセプトを具現化している。
【画像21枚】トランクルームに積まれている純正の工具箱。KTC製で、これだけ立派かつ充実した工具が揃えられていたのだから、ユーノス500はすごい!


>>メーターはオーソドックスな円形アナログで、視認性が高い。


>>一部グレード(20G)を除き、4速ATと5速MTの選択が可能。ATにはシフトパターンを自動的に切り替えるオートパワーモードを採用。MT車にはビスカス式LSDが標準装備される。


>>ボディサイズの割りに長いホイールベースを生かして、前席のみならず、後席もゆったりとしたスペースを確保。ドアアームレストの灰皿が時代を感じさせる。

ユーノス500 20F(CAEPE)

全長×全幅×全高(mm) 4545×1695×1350
ホイールベース(mm) 2610
トレッド前/後(mm) 1470/1480
車両重量(kg) 1230
エンジン型式 KF-ZE型
エンジン種類 V型6気筒DOHC
総排気量(cc) 1995
ボア×ストローク(mm) 78.0×69.6
圧縮比 10.0:1
最高出力(ps/rpm) 160/6500
最大トルク(kg-m/rpm) 18.3/5500
変速比 1速2.800/2速1.540/3速1.000/
4速0.700/後退2.333
最終減速比 4.157
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション ストラット(前後とも)
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ 195/60R15(前後とも)
発売当時価格 222.0万円

【5】へ続く

初出:ハチマルヒーロー2017年1月号 vol.39
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1993年式 ユーノス500 20F(全4記事)

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