かなり「攻めた仕様」の三木号のエンジン。まるでレース仕様のような作りだ|進化する「頭文字D」レプリカ vol.6【5】

得知さんの思い「リアル拓海号に近づけるため」、AE101純正シルバーのヘッドカバーへと交換された三木号の新エンジン。オイルエレメントも、原作に忠実に赤色のオイルエレメント(TRD製)をチョイス。最高出力は185ps、レブリミットは8600rpmに設定。現在は慣らしの段階だ。

【進化する「頭文字Dレプリカ」 vol.6[5]】全ての画像を見る>>

三木号のエンジンについては、もうすでに5バルブ化されている。まずは現状を把握するためエンジンを降ろし、各部をチェックすることから始まった。

分解してみてわかったのは、O/Hの三木号のエンジンは、かなり「攻めた仕様」だったこと。ノーマルエンジンでは14kg程度の圧縮圧力が、三木号を計測したところそれは20kgもあり、得知代表をして「まるでレース仕様ですね。毎戦ごとにO/Hしなければならないほどの作り方です」と言わしめるほどの内容だった。

パワーは185psとノーマルより20ps以上向上してはいるものの、耐久性と街乗りでの若干の乗りにくさを感じるセッティングとなっていたという。

得知代表のガイダンスどおり、3000kmごとのオイル交換サイクルはきっちり守っていた三木さんだったが、オイル消費量も年とともに増えてきていることからエンジン内部は相当にお疲れだったようだ。ここまでで10年乗り続けていた。

【画像14枚】三木号のエンジンは、すでに5バルブ化されている。まるでレース仕様のようなセッティングだ。O/Hを機に、5バルブ4A-G型エンジンへの換装を行う人も多いという



>>メーターも進化している。現在はDefiリンクメーターを核とした構成。万が一のトラブルの際はカプラーオンでノーマルに戻すことができる。


【6】へ続く


初出:ハチマルヒーロー 2016年11月号 Vol.38
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

進化する「頭文字Dレプリカ」 vol.6(全8記事)

関連記事:頭文字D

text:Kiyoshi Hatazawa/畑澤清志 photo:Minai Hirotaka/南井浩孝 Cooperation : カーランド、スーパーオートバックス京都WOOWワンダーシティ

RECOMMENDED

RELATED

RANKING