「ルックイースト政策」により、日本を手本に工業化を目指した国。そのクルマ事情|マレーシア・ペナン島のニッポン旧車ミーティング【2】

先発隊は現地でバーベーキューの準備。マンション建設が盛んな郊外の道路に集合したのはデイトリップ参加者の第2グループ。メンバーが集まるのを待つ間オーナーたちは歩道でおしゃべりに興じる。同行家族の女性や子供たちはシャイなのか、クルマの中で静かに座っていた。外は蒸し暑く、旧車であってもクーラーは必需品だ。

       




>>AE70系トヨタ・カローラハードトップ。マレーシアでは1968年、チャンピオンモーター社がトヨタ・カローラとコロナの完全ノックダウン生産を開始した。同車種であっても、今日の旧車市場では日本製とマレーシア製で取引価格も変わってくるのだそうだ。


>>足回りを固めたKE70系トヨタ・カローラワゴン。オーナーは油圧ホース製造会社に勤め、通勤にはオートバイで片道100キロも走るという2児のパパ。「シンガポールで働きたい」という、給料が高いからだそうだ。



【3】へ続く


初出:ノスタルジックヒーロー2018年10月号 Vol.189
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


マレーシア・ペナン島のニッポン旧車ミーティング 第45回 アメリカ発!ニッポン旧車の楽しみ方(全3記事)

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text&photo:Hisashi Masui/増井久志

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