スズキのモトクロッサーに長谷見昌弘さんがまたがると、当時のクラブ員が集まり、思い出話に花が咲いた! 新旧ライダーたちが一堂に集結!|名門「城北ライダース」のチーム結成60周年を祝う!【1】

1958年に浅間高原で開催された「第1回全日本モーターサイクルクラブマンレース」から、日本のモータースポーツが始まる。このレースに参戦するために「城北ライダース」が結成された。

       
1958年に浅間高原で開催された「第1回全日本モーターサイクルクラブマンレース」から、日本のモータースポーツが始まる。このレースに参戦するために「城北ライダース」が結成された。

【2018イベント振り返り 名門「城北ライダース」のチーム結成60周年を祝う! vol.1】

 1958年に浅間高原で行われた第1回全日本モーターサイクルクラブマンレースを知る人なら「城北ライダース」という言葉に懐かしさを覚えるはずだ。

 その当時は「スクランブル」と呼ばれたモトクロスやロードレースに挑んでいたモーターサイクルクラブの雄が、「城北ライダース」だ。久保和夫さんや松内弘之さん、鈴木誠一さんなどのバイク仲間が集まって設立し、コース狭しと大暴れ。ホンダやヤマハなどのワークスチームも恐れていた。

 城北ライダースのクラブ員は、モーターサイクルだけでなく4輪のレースでも大活躍している。鈴木誠一さんが日産の大森ワークスに籍を置き、活躍していたこともあって日産のドライバーが多い。

 今はレジェンドの都平健二さん、黒沢元治さん、長谷見昌弘さんなどは城北ライダースのメンバーだ。また、チューナーとして知られる「東名自動車(現・東名パワード)」や「土屋エンジニアリング」の設立にも城北ライダースは深く関わっている。

【画像24枚】1958年に結成された城北ライダースが60周年を迎え、新旧ライダーたちが集結した。初期メンバーは、故・鈴木誠一さんを中心に、久保3兄弟、大学生だった松内さんらが参加し、MCFAJ加盟クラブとして発足したのだ


>>創設時のメンバーから当時の仲間たち、現役の若手ライダーが一堂に会した


>>城北ライダースと親密な関係にあったスズキのモトクロスマシン、M40も持ち込まれていた。皆、懐かしそうにのぞき込んでいた。


>>会場のステージ横には、懐かしい全日本モトクロス大会の大会旗や歴代の城北ライダースのステッカー、ヘルメット、ウエアなどが展示された。


【2】へ続く


初出:ノスタルジックヒーロー2018年10月号 Vol.189
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

名門「城北ライダース」のチーム結成60周年を祝う!(全2記事)

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text:Hideki Kataoka/片岡英明 photo:Fujii Motosuke(Salute)/藤井元輔(サルーテ)

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