熊本地震発生直後に開催意思を表明。8回目を数えたイベントで、ネオクラを軸に人々が集う【1】門司港ネオクラシックカーフェスティバル2016

昨年は当イベントにアスティナで参加したが、今年はさらに同型のユーノス100を手に入れ、2台をエントリーさせた強者。現在震災にあった子供たちのため、被災地を巡って自身が作った塗り絵を手渡しているという。

       
【イベント振り返り2016 門司港ネオクラシックカーフェスティバル2016  Vol.1】

2016年5月15日/福岡県北九州市・門司港レトロ地区

 4月14日に発生した熊本地震は熊本、大分を中心に九州全土へ大きな被害をもたらした。九州各地ではイベントの中止、延期そして自粛が相次ぎ、東日本大震災の悪夢をよみがえらせた。

 そんな中、地震発生から1カ月後に開催の門司港ネオクラシックカーフェスティバル2016(以下、門司港ネオクラ)主催者は「何が何でも絶対に開催します」との声明を出し、予定通り行うことを宣言。

 主催者としては地震を理由にした自粛の連鎖によって経済活動が停滞し、九州全土が不況に陥ることを回避したかったのだ。さらにイベントによって被災者に希望を持たせ、当日の募金によって直接的にも援助することができる。

 そんな中、開催された門司港ネオクラは、快晴にも恵まれ大盛況。エントリー者数名は辞退したが、被災地からも多くの参加者、見物客が来場した。

 このイベントは年々エントリー数が増え続け、ハチマル車の盛り上がりを実感させられる。しかもこのイベントのためにクルマを仕上げたり、新たに購入したりする人も多い。

>> 【画像33枚】赤煉瓦作りの建物が多く雰囲気満点の門司港レトロ地区、そこに集まったたくさんのハチマル車など





ノスタルジック2デイズの司会としてもおなじみの門司港ネオクラシックカーフェスティバル主催の春木英利さん(左端)と同じく司会進行のガンちゃん(右端)。そしてナント、福岡(主に中州)が誇るラジオパーソナリティで「TOGGY’s A HEAD!」でおなじみのDJトギーさんが飛び入りで登場。めちゃめちゃいい声で受賞者との旧車トークを展開した。






門司港レトロ地区は赤煉瓦作りの建物が多く、往時の雰囲気を再現した街。


【2】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2016年 9月号 vol.37
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

門司港ネオクラシックカーフェスティバル2016 (全2記事)

関連記事:ネオクラ

text & photo : HACHIMARU HERO/編集部

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