観音開きのトヨペットクラウンにワゴンがあったの!?|第29回 トヨタ博物館クラシックカー・フェスティバル【1】

観音開きの前後ドアでワゴンボディ!

       
【イベント振り返り2018年 第29回 トヨタ博物館クラシックカー・フェスティバル Vol.1】

 今年もこの日がやってきた。日本屈指の屋外クラシックカーイベントとして、29回の歴史を重ねてきた「トヨタ博物館クラシックカー・フェスティバル」が、夏を思わせる好天のもと、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で開催された。毎年恒例となった会場には、北は北海道、南は九州から150台の参加車両が集結。早朝から見物の来場者も多数集まり、クラシックカーのイベントとして、しっかり定着した感のある光景が繰り広げられた。

 豊田市ジュニアマーチングバンドの演奏の中、こちらも恒例となったクラシックカー公道パレートがスタート。長久手市内の道を、輸入車、国産車のクラシックカーが間を置かず次々に通り過ぎる様子を見ようと、沿道には地元の皆さんの人垣もできていた。

 毎年、大芝生広場でトヨタ博物館収蔵車による走行披露と展示が行われるのだが、今回のテーマは秀逸だった。「世界初! のクルマたち」と題された内容だが、左の7台のクルマが並べられ、それぞれに説明ボートも置かれていた。世界屈指の自動車博物館ならではの説得力ある企画で、クルマが発達してきた歴史をじかに知ることができた。
 クルマに対する深い愛情が随所で感じられた、とてもいいイベントだった。


>> 【画像33枚】ワゴンボディだ! 1958年式トヨペットクラウンRS改のリアショットなど

トヨタ博物館ならではの企画展示「世界初 ! のクルマたち」。



初めて3点式シートベルトを装備した1959年式ボルボPV544(スウェーデン)。




初めてのフルタイム4WD量産車となった1981年式アウディ・クワトロ(ドイツ)。





初のオーダーエントリーシステムを採用した1964年式フォード・マスタング・コンバーチブル(アメリカ)。





初のガソリン自動車の1886年式ベンツ・パテント・モートルヴァーゲン(ドイツ、レプリカ)。





初めてセルフスターターを装備した1912年式キャデラック・モデル・サーティ(アメリカ)。





初めてリトラクタブルヘッドライトが採用された1937年式コード・フロントドライブ・モデル812(アメリカ)。






世界で初めて量産車として発売されたセダン型燃料電池自動車の2014年式トヨタMIRAI(日本)。


>> 【画像33枚】ワゴンボディだ! 1958年式トヨペットクラウンRS改のリアショットなど





【2】に続く

初出:ノスタルジックヒーロー 2018年8月号 Vol.188
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

第29回 トヨタ博物館クラシックカー・フェスティバル(全2記事)

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text & photo : NOSTALGIC HERO/編集部

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