5台が収まるはずだったメーンガレージは趣味のアイテムが並び、2台だけが。喜びと苦悩の収集癖【1】いくつもの趣味を深く楽しむオーナーならではのお宝ガレージ

自宅の1階にあるメーンのガレージ。収まっているのは、右から2002年式ポルシェ996ターボ・ハイパフォーマンスエディション、1976年式S31フェアレディZ フェラーリ250GTOレプリカ、そして1993年式マツダAZ-1。どれも個性豊かなクルマたち

       
多趣味な人は世の中にたくさんいるが、そこにコレクターの志向が加わると、物があふれてしまうことは明白だ。今回のオーナーはクルマ、バイク、オーディオ、ミニカー、コミック、自転車、そしてファッションなど、時代とともに趣味が増加。それぞれのアイテムを集めることにも熱心だったので、すごい数のコレクションがたまった状態。それはお宝の山なのだ。

【 いくつもの趣味を深く楽しむオーナーならではのお宝ガレージ Vol.1】

 自分に収集癖があるということは、喜びと苦悩の両方に目を向けることになる……。今回登場していただくオーナーは、この言葉を心の底から理解しているはずだ。とはいえ、物が増えてその整理整頓に困るという「苦悩」より、自分が好きな物を手に入れて、それに囲まれて暮らす「喜び」のほうが、はるかに勝っているのは想像できる。

 オーナーの自宅は鉄筋コンクリート3階建てで築20年ほどなのだが、その1階はガレージとして設計されている。
「もともとクルマを5台入れるつもりで1階の使い方を考えていたのですが、奥の方から趣味で集めた品物の置き場にしたところ、みるみるうちに占拠されてしまい、今はご覧のような状況です。ポルシェと250GTOレプリカの2台分はスペースを確保できましたが、あとのクルマはみんな別に借りたガレージに置いています」


>> 【画像20枚】5台が収まるはずだったメーンガレージの見取り図や、この自宅以外の趣味のクルマ置き場のようすなど



>> ポルシェの右側の壁には、オーディオ、ホビー系、バイクがびっしりと置かれている。バイクは2台あり、手前がMVアグスタ・ブルターレ、その奥にはヘイスト250がある。





>> ミニカー・コレクションも膨大な数が保管されているが、ここにあるのはほんの一部。国産車、輸入車、スケールもトミカから18分の1、さらに大きなものまで、オーナーも何台あるか分からない状況だ。






>> メーンのガレージの一角にある歓談ルーム。シートはクルマ用のレカロをオフィスチェア化したものを置く。トミカの整理ボックスが天井まで積み上げられる。




【2】に続く

初出:ノスタルジックヒーロー 2017年12月号 Vol.184
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

いくつもの趣味を深く楽しむオーナーならではのお宝ガレージ(全3記事)

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text : NOSTALGIC HERO/編集部 photo : RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎 illust : MASAKI TAKANASHI/高梨真樹

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