錆、褪せたパーツを再生する。細部に隠れた厄介物編【5】ENDLESSが挑む 日野 コンテッサ クーペ

特徴的なリアエンジンレイアウト。リアグリル、テールランプなどが装着されていないので、リアビューから受ける印象はまだ弱い

       

ENDLESSが挑む レストア

珠玉のレストア車両を次から次へと送り出すエンドレス。今回のレストア車両は日野コンテッサクーペだ。8月からスタートしたレストア作業は順調に進み、ほぼすべてのパーツが揃った。そして、組み上げる前段階として、各パーツの出来がチェックされている。

【日野 コンテッサ クーペ Vol.5】

【4】から続く

細部に隠れた厄介物

ベース車両はコンテッサにしては比較的いい状態。しかし、いたるところにサビが発生し、穴が開いている場所も。エンドレスに来た時の状態がこれだ。



>> ウッドの輝きを失ったインパネ。ブラックのレザー仕様であった。





>> ボディ全体に広がるサビ。フロアの形が残っているだけでも好条件だ。





>> フロントラインの回りは朽ちて、形が崩れている。



>> 【画像39枚】妥協のないものづくりによって、不可能とあきらめることがないレストア作業が続く。たとえパーツがなくても、一から作ればいいという姿勢で多くのパーツが再生された。マニアでも入手できなかった新品パーツが目の前に

エンドレスの再生力

妥協のないものづくりによって、不可能とあきらめることがないレストア作業が続く。たとえパーツがなくても、一から作ればいいという姿勢で多くのパーツが再生された。マニアでも入手できなかった新品パーツが目の前に。




>> 左が純正のパーツで右が再生パーツ。色の退色がよく分かる。フロントのランプカバー。




>> 一番奥が元のパーツ。真ん中の白いタイプは3Dプリンターで再現されたもので、使い物にならなかったという。手前が再生パーツ。




>> 三角窓のモールはパテを盛って、削り出す作業で再生されている。この作業をエンドレスの花里社長が自ら行っているというから、驚かされる。





初出:ノスタルジックヒーロー 2017年12月号 Vol.184
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

日野 コンテッサ クーペ(全5記事)

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【1】【2】【3】【4】から続く

text:KEISHI WATANABE/渡辺圭史 photo:ISAO YATSUI/谷井 功

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