60年代-70年代。あの時の夢をハコスカ、ローレルとともに叶えたオーナーたち|大人がたしなむ旧車チューンド

4台と4名のオーナーたちを紹介

       
こだわりのチューニングでワンランクアップ!
大人がたしなむ旧車チューンド

【 1969年式 日産 スカイライン 2000 GT Vol.1】

好きな旧車を自分好みにチューンナップするのは楽しいもの。サーキット走行やドラッグレースでのタイムを競うような、ハイチューンを極めるのもいい。一方で、気が向いた時に、ストリートやワインディング、高速道路を走らせて楽しむのがメインとなる旧車チューンドのスタイルにも注目しておきたい。旧車らしさやエキゾーストサウンドを楽しみながら、お気に入りのルートをドライブするのが似合いそうな、そんな大人な旧車チューンドをここでは紹介していこう。



派手すぎず、やりすぎず、旧車らしさを楽しもう




>>【画像20枚】派手すぎず、やりすぎず、旧車らしさを楽しむ4台

1971年式 日産 スカイライン HT 2000 GT-R



このハコスカRのオーナーは大のモータースポーツフリーク。アルファロメオ155でアルファチャレンジに参戦し、岡山国際サーキットを1分52秒台で走る実力を持つ。そんなオーナーには、希少なハコスカRも、購入目的はやはり走り。あこがれの6気筒24バルブのパワーとサウンドを、大人なファインチューンで味わい尽くす。

1969年式 スカイライン 2000GT



キャデラックやリンカーンなど、アメリカの高級セダンに端を発するルーフトップへのレザー貼り。これら高級セダンの持つラグジュアリーなムードを取り入れるべく、日本車のドレスアップでもしばしば用いられてきた手法。ハコスカでは珍しいレザートップが目を引くこの車両は、大阪府池田市にある「イザワテイスト」の井澤宏樹代表の足グルマ兼デモカーとして使用される1969年式GC10。

1969年式 日産 スカイライン 2000 GT



このオーナーは、小学校4年生の頃、ノスタルジックヒーローの創刊号を目にしてから、今まで欠かさずノスヒロに目を通してきた生粋のファンだ。10歳の頃から、他誌とは違うクラシックカーが並ぶその誌面がとてもお気に入りだったという。そんな本誌の記事の中、ひときわ少年が心奪われたのがハコスカだった。
「ハコスカのデザインや顔つき、サーフィンラインが好きなんですよ」と語る。


1972年式 日産 ローレル HT 2000 GL-6



10数年前に雑誌で見かけた、うぐいす色に似た薄いグリーンのボディに、埋め込み式のヘッドレストと縦にタックの入った赤茶系のブラウンのシートを持つ1台。あこがれ続けたクルマそのものに出合い、所有することになる。あらためてローラと名付けられた1台は、やりすぎず手を入れないこともない、ほどほどを知る大人の仕様。いつかオーナーのローレルと呼ばれる日が来るのかもしれない。


>>【画像20枚】派手すぎず、やりすぎず、旧車らしさを楽しむ4台



初出:ノスタルジックスピード vol.019 2019年2月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)



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text : ISAO KATSUMORI(ZOO)/NORIO FURUKAWA/SHINYA KUSHIURA photo :RYOTA-RAW SHIMIZU(FOXX BOOKS)/MOTOSUKE FUJII(SALUTE)

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