激辛ホットハッチに宿る、伝統と革新。 BBS FS × K&Kデザイン メルセデスAMG A45S 4マチック+

Nosweb 編集部 2022/10/30

BBS FS × K&Kデザイン メルセデスAMG A45S 4マチック+

　　　　　　　

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BBSはこうしたロードゴーイングカーのサーキットマシンに対して、要求以上の回答を持ってユーザーを満足させる。19インチ前後8.5Jは、このレーシングブレーキシステムを難なく飲み込み、ほどよくローダウンされた出で立ちに対して、タイヤとのマッチングも含めて見事に調和させた。

真骨頂はその走りだろう。まるで足元にホイールが付いていないかのように軽やかに走り、なのにコーナリングで負荷をかければ強烈なグリップ力を発揮する。K&Kが構築したトータルバランスの良さであることに間違いはないが、そこにBBS FSがひと役買っていることもまた事実である。

BBSは今、己の強みを生かして新たなブランディングを構築している最中だという。FSなんて象徴的な存在だ。クロススポーク絶対主義を貫きながら、しかしそこに立ち止まることなく、少しだけ派生させた12本フィンタイプを作った。そこに大いなる価値がある。これはBBSの歴史の中で、大いなる第一歩だ。しかもそれは、もうすでに凄腕チューナーをきっちりと満足させている。FSを選んでBBSを語れる人間こそ、今、最も“分かっている”人なのかもしれない。


>>19インチ、P.C.D.112のみの設定なので適合車種は限られるものの、AMG A45に限らずメルセデスのスポーツモデルにはとてもよく似合う。



>>いつの時代もホットハッチと呼ばれるモデルは存在するが、近年のイチオシはA45S 4マチック+。ハイエンドの世界だけがメルセデスじゃないとホットハッチへと挑んだ意欲作だ。これはその意思を汲み取ったK&Kデザインが、全方位的にモディファイした個体である。

SIZE ＆ PRICE
19×8.0〜10.0　13万5300〜14万8500円


【画像11枚】フィンタイプの12本ストレートスポークのBBS FSを装着した、K&KデザインのA45SM



初出：Mercedes Stylebook

photo：土屋勇人 TSUCHIYA HAYATO　　文：中三川大地 Nakamigawa Daichi

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