「このフロンテクーペでジムカーナにエントリーするのが今の夢です」|1971年式 スズキ フロンテ クーペ GXCF Vol.4

空力的にも優れる、ウエッジシェイプなボディライン。今のところサスペンションはノーマルのままで、車高もスタンダードをキープ。

       
【1971年式 スズキ フロンテ クーペ GXCF Vol.4】

【3】から続く

 オーバーヒートからのオーバーホール&カスタマイズが完了したフロンテ クーペ。オーナーは、「次は足です。外観はノーマルのまま、このフロンテクーペでジムカーナにエントリーするのが今の夢です」と話す。




>>【画像31枚】テールの下部から、ちらりとのぞく2スト特有の3連独立チャンバー。近づき過ぎるとヤケドする。ただの脅しではないCAUTIONステッカーなど






OWNER’S VOICE/これからもタッカーの社長と、一緒に実力を引き出します。



 旧車レストアがテーマのTVドラマ「ファスト&ラウド」にあこがれて旧車乗りになったオーナー。旧車を探す過程で、偶然知り合ったタッカーの山森代表の後押しもあってフロンテクーペを購入。若い頃に楽しんだカートライクな走りと、山森代表が繰り出す想像を超えたチューニング手法に、今は夢中だ。「これからも社長とフロンテクーペの実力を引き出し、そしてジムカーナに参戦します」とのこと。ジムカーナで暴れまわる姿、想像しただけでもワクワクする。



SHOP INFO./持ち込まれるのは不動車がほとんど。ここは旧車ファンの最後の砦


アメ車のビンテージモデルをメインに、蘇生を請け負うタッカー。仕事の依頼は業者がほとんどで、ユーザーへの直接対応は基本的に行っていない。ネット上にも情報はほとんど公開されておらず、知る人ぞ知る隠れた有力店だ。



オーナーが師匠と尊敬するタッカーの山森裕久代表。「ものすごい知識と技術で、どんな要望にも完璧に応えてくれます」とオーナー。


1971年式 スズキ フロンテ クーペ GXCF(LC10W)
SPECIFICATION 諸元
● エンジン:LC10W型改400cc仕様、アドレス110用ピストン
● 点火系:CDI、MSD
● 吸気系:キノコタイプエアクリーナー
● 排気系:ワンオフ3連独立ステンレスチャンバー
● 冷却系:ラジエーターコア増し、電動ファン追加
● ブレーキ:エンドレス製ブレーキパッド
● タイヤ:ブリヂストンRCOT SF-248 145SR10
● ホイール:スズキ純正スチール 10インチ


初出:ノスタルジックスピード 2018年5月号 vol.016
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1971年式 スズキ フロンテ クーペ GXCF(全3記事)

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【1】【2】【3】から続く

photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) text : DAISUKE ISHIKAWA/石川大輔 シリーズタグ:

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