クルマの「整備・修理?」に熱中の一日をお届け〈後編〉|スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第31回

貸ガレージで整備 後編 シートとテールランプ

       
レディーバードが元気で安全に走り続けるために、自分でも手をかけて点検&修理。
どうせやるなら楽しくやりましょう。

【スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 Vol.31 後編】

中編から続く

シートとテールランプ
シートのリクライニング用レバーを留めるネジが経年でバカになってしまったもよう。これは新しいネジに取り換えて、いきなり倒れたりすることもなくなりました。テールランプは光が弱々しいことに気づき、電球を取り換えたばかりなので、電源との接点をハンダ付け。実はハンダ付けは初めてでしたが丁寧に教えてもらって、明るさ復活(でもその後また弱々しくなったので、接点復活スプレーをかけて再度復活、様子見中)。






 オーナーの本業は家具商で、以前ここが家具の工場だった時に片隅で趣味のレストアをしていたのが、工場の閉鎖にともなって「レストアの場所どうしよう……じゃあここはそういう場所にしてしまおう!」というところから始まったんだそうです。オーナーは「ちょっとしたメンテナンスでも自分でやってみるととても楽しいし、古いクルマを大事に乗り続ける楽しさもいろんな人に知ってもらいたい」とずっと思ってたそうです。今回の大貴誠は「素人でも楽しい旧車の世界」を日本中に広めるために最適な人選ですよ!

 ま、そんな大げさな話じゃなくても、今回、自分でいろいろな修理を実地でできたこともそうですし、レディーバードに5年間乗り続けて、クルマとどうつきあっていけばいいのかという、大貴誠がずっと胸にかかえていた問題が、なんだかきれいに晴れたような気持ちになって、この「レンタルピット サンエース」での時間はとても楽しいものでした。


 次はどこを点検しようかな?

>>【画像24枚】<ボンネット修理>ホームセンターで同サイズのボルトを買ってきます。ボンネットをはずし、折れたボルトの断面をグラインダーで平らにしてから、ドリルで穴をあけてネジをねじこんで古ボルトを引き出す……という作戦でいこうとしたら、途中でボルトが崩れて取れました(笑)。ついでに、突然開いた勢いでちょっとへこんでしまった部分も、裏からハンマーの柄でやさしくグリグリ押して、ずいぶん目立たなくなりました。など


●レンタルピット・サンエース

家具工場だったという大きな、ギザギザ屋根の建物、その中にはたくさんのクルマやバイクが「住んで」いて、猫も楽しそうにうろついています。あこがれの「ラビット」も見せてもらって大貴誠は大喜び。オーナーの齊藤高男さんと息子で店舗責任者の光宣さん、お二人ともクルマが大好きなんだなあということがよく伝わってきます。そんなお二人のつくる空気にひかれて、クルマ好きが集まります。カメラマンの阿部伸治さんは、ここでずっとクルマのレストアをしているうちに、気に入って工場の一室を借りて事務所にしてしまったというほど。帰りには、クルマで少し行ったところにある焼き鳥の「庄三郎」に寄りました。こちらはサンエースのお客さんで旧車大好きな大将のお店です。おいしい手羽先を食べながら古い写真をいっぱい見せてもらいました。

レンタルピット サンエース
神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1648
TEL045-383-1934
ウェブサイトhttp://www.rentalpit.com/

















初出:ノスタルジックヒーロー 2016年 8月号 Vol.176
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 Vol.31(全3記事)

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前編・中編から続く

text: RUEKA AOKI /青木るえか photo: RUMI MATSUSHITA /松下るみ

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