直列6気筒の名機L型の後継がついに誕生|NISSAN RB型|ツインカムから可変バルタイへスポーツユニットが続々登場 Vol.4

89年にRB26DETT型へと進化し、GT‐Rに積まれている

       
【ツインカムから可変バルタイへスポーツユニットが続々登場 Vol.4】

 ホンダのZC型に続いて登場し、神話を築いたのが日産のRB20DE型DOHC4バルブである。可変吸気システムのNICSや電子制御による配電点火システムのNDIS、油圧ラッシュアジャスター内蔵式バルブリフターなど、進歩的なメカニズムを数多く盛り込んだ。この直列6気筒エンジンは89年にRB26DETT型へと進化し、GT‐Rに積まれている。また、可変バルブタイミング機構のNVCSは86年にレパードのVG30DE型V6DOHCに搭載され、話題を呼んだ。

日産上級車種の主力エンジンとして70年代に活躍した、直列6気筒のL型。その後継機がRB型で、84年に登場。日本国内では2L、2.5L、2.6Lが展開され、ローレルやセフィーロ、スカイラインなどに搭載され、80~90年代を支えた。ツインカムにはRB20DE型など“D”が付く。代表的なのはやはりツインターボで武装したRB26DETT型だ。

R32で復活したGT-Rの名声、その一翼を担う最強ユニットRB26DETT型など【写真2枚】

Vol.5、Vol.6に続く

初出:ハチマルヒーロー vol.18 2012年7月号(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


ツインカムから可変バルタイへスポーツユニットが続々登場(全6記事)


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text:HIDEAKI KATAOKA/片岡英明

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