F1で培った独自の技術を投入! 14年ぶりに復活を果たした、ホンダ久々のDOHC|HONDA ZC型|ツインカムから可変バルタイへスポーツユニットが続々登場 Vol.3

F1で培った独自の技術を投入したZCエンジン

       
【ツインカムから可変バルタイへスポーツユニットが続々登場 Vol.3】

4A‐GE型のライバルがホンダのZC型DOHC4バルブだ。84年秋、シビックやバラードCR‐XのSiに搭載されデビューした。ロングストローク設計のDOHCエンジンだが、高回転まで軽快に回り、レースでも大活躍している。

S800以来のDOHCエンジンとなるZC型は、F1で培った独自の技術を投入。市販乗用車で世界初の4バルブ内側支点スイングアーム方式のシリンダーヘッドを採用することでハイリフトを達成し、吸排気効率を大幅に向上させ高回転・高出力化を実現しているのが特徴。これにより、1.6Lながらも135psというハイパワーを絞り出した。

84年にZC型とともに登場したバラードスポーツCR-Xなど【写真2枚】

Vol.4、Vol.5、Vol.6に続く

初出:ハチマルヒーロー vol.18 2012年7月号(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


ツインカムから可変バルタイへスポーツユニットが続々登場(全6記事)


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text:HIDEAKI KATAOKA/片岡英明

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