旧車の楽しみ方や仕上げ方など、チューニンングのスタイルは人それぞれ。果敢にサーキット走行でタイムアタックを行うオーナーもいれば、クラシックカーレース出場を目指してコツコツとクルマを仕上げている兄弟も。中には、珍しいレプリカモデルにひと目ぼれしてしまい、キレイに修復してサーキット走行まで楽しむ女性オーナー。メカが得意なオーナーの中には、DOHCヘッドを流用したエンジンを製作したツワモノまで! 今回は、そんな個性的なこだわりのチューンド旧車を、目一杯楽しんでいるオーナーを紹介しよう!
【チューンド旧車ライフ】
1977年式 日産 フェアレディZ
地元の小田原で果たした運命の出合いから、旧車スピードの世界にのめり込んでいった若きオーナー。それまでつちかってきた価値観をひっくり返された後、ついに手に入れたS31フェアレディZ。このS31Zをいかに速くできるか真剣に追求し、自らの頭と手を動かしてきた。目指すは富士スピードウェイでの2分切り。夢の扉が開く瞬間は、もうすぐそこまで迫っている。
1971年式 マツダ カペラ ロータリー 4ドア セダン
ノスタルジックカーの盛り上がりと共に、近年非常に人気の高まっているクラシックカーレース。そんなクラシックカーレースに参戦すべくモディファイが施されたのが、三好自動車のカペラロータリー。当時のスタイルはもちろん、当時実際に使われていたパーツを可能な限り使用することで、往年のレーシングカーさながらのスタイルやサウンドを実現!
1973年式 日産 フェアレディZ
20年以上も不動車になっていたS30Zは、なんとフェラーリ250GTOのレプリカ仕様。廃車寸前のところを救ったのは、ひとりの女性オーナーだった。機関から内外装まで見事な再生を果たし、ついにサーキットデビューまで実現している。周囲からは本物と間違われるほどの完成度を誇るレプリカと、旧車を愛してやまないオーナーの蜜月物語をお送りする。
1972年式 日産 ブルーバード 1600 SSS
40年前、オーナーがこの510ブルを手に入れた当時、DOHCといえばまさにスペシャルなエンジンの代名詞。同時に、若者には絶対に手の届かない高根の花だった。それから30年、510ブルと共に手放さなかったDOHCへの夢を、オーナーは現実のものにした。愛車のL16型エンジンを、自分でDOHC化するという大技に打って出たのだ。
>>【画像4枚】FSW2分切りを目指すS31Zなど初出:ノスタルジックスピード 2018年11月号 vol.018
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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