旧車をこよなく愛する親。そんな親から愛情と嗜好を受け継いで育った子ども。
当たり前のように身近にクルマがあって、クルマと家族の思い出を積み重ねていく。
ハチマル車に囲まれたクルマ好きにとって、うらやましい幸せな家族のカタチがある。
【1989年式 シトロエン BX ブレーク 19TRi & スバル レオーネ クーペ Vol.2】
【1】から続く 茨城県にちょっと変わったクルマ好きの親子がいる。父親は、現在も稼動するダイハツミゼットⅡとスバルインプレッサWRXのほか、休眠中のトヨタスプリンターカリブやスバルドミンゴなど、マニアックなクルマを所有、自宅の駐車場にズラリと並べている。
ピュアで真っすぐにスバルに没頭していく息子さん
一方の息子さん。こんな父親の元で育ったのだから、クルマがつねに身近な存在であったことは想像に難くない。幼少期から多くのクルマに囲まれた息子さんだが、なかでもサンバーに興味を持ち、スバルが大好きだった。それを物語るように、自宅の自室はスバルグッズであふれている。成長するにつれてスポーツやゲームに興味が移っていく子どもが多いなか、息子さんはピュアで真っすぐにスバルに没頭していく。こうした純粋培養の結果、マニアックなスバル好きの青年ができ上がったのだ。
息子さんの車歴を振り返ると、いうまでもなくスバルばかりで、サンバートライ、プレオバンを乗り継ぎ、取材時はこのレオーネとヴィヴィオを所有。また、仕上げ中のサンバートラックとサンバーディアスもあるそうだ。
>>【画像20枚】10台以上のマニアックなクルマたちが並ぶ自宅駐車場など>> 純正オプションのMOMO製のステアリングに交換されている以外は、フルオリジナルに近いインパネまわり。シフトレバー手前左にあるのがデュアルレンジシステム(副変速機)の切り換えレバー。
>> エンジンルーム内にスペアタイヤが収まっていることが、ボクサーエンジンのコンパクトさを物語る。搭載されるEA82型エンジンは1.8L水平対向4気筒SOHCで、これにターボチャージャーを組み合わせる。スペックは最高出力120ps(ネット)、最大トルク18.2kg-m。
>> ボディ形状からも想像できるように、テールゲートは大型。ラゲッジルームは深さがあり、容量は十分。巻き取り式トノカバーが装備される。
【3】に続く初出:ハチマルヒーロー 2015年 11月号 vol.32
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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