【着地で鬼キャン!!】エルグランドのリア足移植によるマルチリンク化を実行! スタンステイスト漂う鬼キャンベタ落ちスタイルの200系ハイエース

ほぼノーマルに近い外観ながら、フェンダーにタイヤがめり込む姿で、他車との歴然な違いを猛烈アピールする200系ハイエース

       
マルチリンク足移植&最新ハイドロギミック! 最先端カスタムを施すスラムドマシン!!

【画像13枚】ツウ好みなハイドロギミック、ラゲッジの魅せるレイアウト、20インチを収める足元など、着地で鬼キャンの秘密はココを見よ!!

200系のハードなローダウンカスタムで定評のある「トリニティ」が、インパクト最強のマシンをドロップ!
それが、ココで紹介するパープルボディのワイドミドル。
パッと見、シンプルな作り込みだけど、足回りには超ハイレベルなカスタム技が「コレでもか!」とばかりにフル投入されてるゾ☆

もともとファミリーカーとしてハイエースを購入したオーナーだったが、「ほかにはないハイエースを作りたい!」という熱い思いでトリニティにカスタムを依頼。
ほぼノーマルのシンプル系ボディに強烈な足回りカスタムを施し、スタンステイスト漂う鬼キャンベタ落ちスタイルを実現した。

最大の見せ場は、エルグランドのリア足移植によるマルチリンク化!!
ハイエースではありえない鬼キャンスタイルをゲットしつつ、メンバーやアーム類を鮮やかなキャンディでペイントし、アンダーにさらなる存在感をプラスしたのもさすが♪

スラムド化のもうひとつの立役者は、センサーで正確な車高コントロールを可能にする「アキュエアー」を駆使した、ワンランク上のハイドロシステム。

通常、ハイエースに車高調用1ポンプハイドロを組むと、重量の違いからフロントとリアで車高変化のスピードが変わってしまうが、それを避けるため、前後にポンプを独立でセットした2ポンプシステムを構築。

プレス&リターンのオイル流速もタイマー機能によってセッティングされ、前後同時に車高をアップダウンできるハイレベルなスラムドシステムを実現している。

ロックフォードのオーディオや、鉄板ワンオフのインナーフェンダーなど、乗員の快適性にもしっかり配慮。

前後同時着地の最新ハイドロシステムと、スタンス的鬼キャンで魅せる「最強スラムドファミリーカー」の誕生だ!



>>ステアリングはビレットスペシャリティーズをチョイス。レッドのグリップがインパクトを与え、アメリカンな雰囲気も演出している。


>>シートにはブリッドのバケットシートを2脚セット。ビジュアルアップはもちろん、乗り心地も格段に改善してくれる。


>>ドアトリムはトリニティのエンボス加工入りで、ドアのミッドバスにはロックフォードをイン! Aピラーにはツイーターもセットされる2WAY仕様だ。


>>ラゲッジ部両サイドにワンオフ・スペアタイヤマウントを設置して、スペアタイヤをシンメトリーにセット。魅せるラゲッジレイアウトだ。




>>車高のアップダウンはハイドロが担当。さらに、アキュエアーをセットすることで、1ランク上のシステムとした。通常、車高調整程度に使う場合は、1ポンプ組みで十分なのだが、この車両はフロント/リアそれぞれに1ポンプを担当させ、2ポンプ組みとしている。なぜかというと、普通の1ポンプで前後にオイルラインを分けると、前後の重量の違いから、上げはフロントが遅く、下げはフロントが早くなってしまうから。そこで、独立2ポンプにして、フロント/リアのオイルラインを別にし、さらにタイマー機能も使うことでプレス/リターンのオイル流速を調整。これにより、前後とも重量の違いに関係なく、同時タイミングでアップダウンできるようにしているのだ。


>>ほぼノーマルに近い外観ながら、フェンダーにタイヤがめり込む姿で、他車との歴然な違いを猛烈アピール! カスタムレベルは最高峰といっても過言ではないほどだ。


>>足元に収めたのはマーベリック710Sの20インチで、サイズは4本通しの8.5J IN45となる。


>>着地仕様なので、純正フェンダーはカットしたが、切りっぱなしにはせず、鉄板溶接で底上げ済みの新規フェンダーを制作。これは隣りに乗る奥様のためなんだとか。


>>後ろから見ると200系ハイエースじゃありえない鬼キャンに! なぜかって、リア足回りは、なんとメンバーごとエルグランドのマルチリンクとゴッソリ交換してるから! でもって、ドライブシャフトの長さが合わないために、ワンオフ製作したスペーサーで帳尻合わせも行っているのだ。


>>メンバーやアーム類はキャンディペイントするなど、コダワリは腹部にまで及ぶ。


>>着地に対応するため、ハイドロのロワ側シリンダーマウントは、純正のコイルのカップを突き抜け、下方に延長セットしている。


>>ノーマルに近いフォルムとは裏腹に、超絶な足元ギミックを見せる。ハイエースではありあえない鬼キャン仕様のスタイルは見る者を魅了すること間違いナシだ!!

【画像13枚】ツウ好みなハイドロギミック、ラゲッジの魅せるレイアウト、20インチを収める足元など、着地で鬼キャンの秘密はココを見よ!!


『カスタムCAR』2016年6月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ハイエース・ワイドボディ・バンS-GL/2013年型
SOURCE:トリニティ

PHOTO/渡部祥勝

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