【バスと鉄道を融合したインテリアですと!?】とはいえ、エンジンまで換装する本格派&個性豊かでオンリーワンなミラウォークスルーバン

この車内の雰囲気からは到底車種の判別ができないほど超個性的なミラウォークスルーバン

       
フェイス、エンジンは年代違いのハイブリッド! 車内は観光バス&電車を流用した超個性派!!

【画像14枚】バスト鉄道を融合したハイブリットなインテリア、足元にはエクイップ01を履きやんちゃスタイルを追求したエクステリアなど、チョ〜気になるカスタム内容はココを見よ!!

「なんとなく雰囲気が好き」

ただそれだけの理由で、車内に“鉄モノ&観光バス”のアイテムを多用。
外装の街道レーサー仕様も相まって、昭和感あふれるウォークスルーバンに仕上げているのがこの車両だ。

「昔からミラウォークスルーバンには興味津々でしたが、プライベートで使うには若者が乗るクルマでもないのでスルーしていました(笑)。でも、子育ても落ち着き、年も取ったので“人生の集大成として乗るか!”って感じで買っちゃいました」とはオーナー。

ベースは希少の4人乗りタイプを狙っていたため、納得するベースを見つけるまでに2年を要した。
「たまたまキッチンカーの製作ショップに置いてあったんです。すでにフロントマスクはミニ顔にスワップしてありましたが、優しい顔つきが嫌で。街道レーサー風にカスタムすることも決めていたので、すぐにミラ顔に戻しちゃいました(笑)」

納車後は、内装のカスタムにほぼ自力で取り掛かり、観光バス用の補助付きシートを前後に装着。
フロアに敷き詰めた床材は家庭用のフローリング材の裏側を使用しているので、商品番号の印入りとなる。
「床材は間隔を調整できることを大工さんに教えてもらい、キレイに敷き詰められました。数字がむき出しなのもイイし、ニスを塗ったら体育館の床っぽくなって、懐かしい感じが気に入ってます」

また、電車用のアイテムは、JNR(国鉄)時代のものを鉄道関連のショップで購入。
Bピラーにつけたフックは、新幹線や特急などで使用していたモノを流用して取り付けたそうだ。

ほかにも外装にハーフエアロやオバフェン、足元にはエクイップ01を履いて、やんちゃスタイルを追求している。

どのパーツを見ても昭和を感じる姿が面白く“集大成”と位置付けているだけに、理想を完成させたオーナーの熱意に脱帽デス!



>>室内の観光バスのシートと、スライド式のリア窓で、「リア窓を開けてタバコを吸っていると、旅行した気分に浸れます(笑)」とオーナー。ボディ色はミニが採用していたホットチョコレートで、ミニの顔面時代の名残となる。


>>以前のマフラーは、なんと、愛息のパイプベッドのパイプを溶接して装着。だが、室内用のため1年でボロボロに。今の2本目はちゃんとしたパイプを使い、抜けを抑えるため、バイク用のサイレンサーを4本使用して装着したDIYマフラーだ!


>>10年くらい前に購入したP.C.D110を100にチェンジ。ボロボロだったエクイップ01は、自身でバフがけして塗装している。タイヤが155と細いため、「後ろから見ると荷馬車みたいです(笑)」とはオーナー談。


>>顔面変更をする際に、L500系ミラTR-XXに搭載していたEF-RL型ターボエンジンに換装。「アヴァンツァートのイケイケ時代のスタイルが好きですね! でも、速すぎるのと、全高があるクルマなので、風の抵抗もあり、ベタ踏みできません(苦笑)」とのこと。


>>観光バスのシートはネットで格安で仕入れた逸品。「シートが5000円、送料8000円の品です(笑)」。リアの補助席は、肘掛け収納タイプ、シート上部のレースのカバーは奥様に縫製していただいたとのこと。


>>床材は住宅用フローリングの裏面を使用。商品の番号印が入っているのが、インテリアにアクセントを加える。


>>シートだけネットで激安で手に入れたので、シートレールは自作で溶接。スライドはせず固定式となっている。


>>バス用の補助席なので、側面に座席番号が入っているのがポイント。そんな昭和感がイイ感じだ。


>>バス風停車ボタンは、こどもが購入したの本の付録としてついていたものを使用。その上のフックは鉄道備品を装着している。


>>もちろん、ダミーとなるバスの運賃投入口も装着。そんなユーモア溢れるセンスが光る。


>>見覚えある人も多いだろう。電車内でタバコが吸えた時代に活躍した国鉄時代の灰皿をドアに装着。オーナーはリアルに灰皿として使用している。懐かし〜♪




>>観光バスのシート背面に着くドリンクホルダーやテーブルも備えている車内インテリア。


>>オーナーは現役のバンドマンで、機材車としても使用。トールサイズバンを個性豊かに絶妙なセンスでモディファイし、リアルに活用している。

【画像14枚】バスト鉄道を融合したハイブリットなインテリア、足元にはエクイップ01を履きやんちゃスタイルを追求したエクステリアなど、チョ〜気になるカスタム内容はココを見よ!!


『カスタムCAR』2021年1月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ミラウォークスルーバン/1991年型
SOURCE:SUEHARA.CO.

PHOTO & TEXT/賀川真弥

RECOMMENDED

RELATED