【当時モノOZレーシング+絶妙フェンダーかぶせ!!】シャコタンだけじゃない! ホイール、スムージング、サンルーフ……見どころ満載のL700ミラ!

純正カラーのフォーンベージュメタリックでオールペンしたドシャコL700コミラ

       
自分が納得するまでDIYでイジり倒す!
常に進化する未完のシャコタンミラ!!

【画像12枚】ガソリンタンク移設のよりスムージングした給油口、当時モノのOZレーシングと絶妙のフェンダーかぶせでキメる足元、ストーリア純正のEJ-VEに換装しているエンジンなど、とっても気になるL700ミラの詳細はココをチェック!!

「L700ミラは神ってマス! カスタムしてヨシ。コスパがヨシ。セカンドカーにヨシ。デメリットなしの名車です!」と、L700への愛がハンパないオーナー。
セカンドカーながらも、立派にイジリ倒し、愛情表現しまくっているのだ。

もともとスポーツカーが大好きで、ストリート仕様にコダワっていたオーナーにとって、シャコタンを求めるのは当然のコト。
いかにルーフ位置を低く見せ、地を這うスポーティなスタイルに魅せるか!?
これだけは、どうしても譲れないポイントだったという。

まずフロントの足回りだが、シュピーゲル車高調+スプリングは8kgに設定。
リアは、アヒル商会の独立アクスルキットに、オプションのアクスルキャスターバックで6cmキャスターを後方にオフセット。
こんだけ低けりゃボディにタイヤがブチ当たるワケで……。

そこで、DIY大好きなオーナーは、前後タイヤハウスのトップ10cmをブッた切り、鉄板溶接してサイクルフェンダー化。
L700定番のドライブシャフトの逃げ加工を施し、生足シャコタンへと変貌を遂げている。

そんなシャコタンとマッチしているのが、OZ・ラリーレーシングのホイールだ。
「昔はダサっ! と思っていたケド、イマとなっては新鮮で味があるデザインがCOOL!」と、当時モノをネットで探してゲット。
OZが好きすぎて、同じホイールをもう1セット買おうとしているほどだ(笑)。

また、シャコタンにより、燃料タンクが路面と干渉するため、ラゲッジへ移設し、フューエルリッドは完全スムージング。
フロントエアロはAKR製のナンバーベースをスムージングし、アンダースポイラーを自作。

これらで十分なシャコタンフォルムだが、まだまだ発展途上だと言うオーナー。
完成を目指し、さらなる進化を狙っている。



>>アンダースポイラーは、最低限の加工でイケるミニバン用を短縮加工&カーボンシート貼り。バッドフェイスボンネットを装着し、ウォッシャーノズルはスムージングしている。ヘッドライトは純正カラ割り、インナーブラック加工。しかも、オールDIYだ!


>>「ストリート仕様といえば、サンルーフは絶対でしょ! タバコは吸わないケド(笑)」と、ホランディア製サンルーフを自作取り付け。ルーフはトヨタ202ソリッドブラックで塗装。アクセントカラーとして、ボディ全体を引き締めている。


>>インテリアは純正を残して極力シンプルに。シートは運転席がSR-2、助手席がSR-3のレカロ・セミバケを装着する。


>>ナルディ36φステアリングは、180SXでドリフトをやっていたころからの愛用品。メーターパネルはL700ミラ定番カスタムである、L900ムーヴ純正を流用している。マックツールドライバーグリップシフトノブとスイッチカバーのイエロー使いがオシャレ!!


>>エンジンルームを開けてビックリ! スポーツカーを愛してやまないオーナーの血が騒いだせいか、ストーリア純正のEJ-VEエンジンをさりげな~く換装しているじゃないか!! なお、ZERO-1000パワーチャンバーは、他車種軽カー用を流用している。


>>シャコタンの弊害により、燃料タンクがどうしても路面と干渉してしまうため、燃料タンクはリアラゲッジに移設。シャコタンミラでは、定番といえるカスタムなのだ。


>>ベースはミラ・バンなので、キーで開閉していたフューエルリッドは、潔く完全スムージング(笑)。ルックスもスッキリして超スマートになった。リアゲートを開けて給油するため、スタンドでビックリされることもしばしば。


>>実用性のある低さを求めつつ、トータルバランスを重視。ボディカラーは、現行ラパン純正カラーのフォーンベージュメタリックでオールペン。色味を少しライトにして、オリジナル性をプラスした。100人中1人だけでもカッコいいと思ってもらえれば本望なんだとか!


>>純正ベースにフルストレート化したワンオフマフラー。ハス切り50φの4本出しテールエンドが、旧車の雰囲気もあってストリート感プンプン♪ AKRのリアエアロはリブ下から15mm短縮加工。マットブラック塗装を施し、より低さを強調している。


>>子どものころ、セガラリーのゲームを通して初めて覚えたホイール、OZレーシング・ラリーレーシング(15×7J IN35)をセット。オリジナルはロゴが赤だが、色あせていたため、黒のカッティングシートでリメイク。ルーフやグリルの差し色とマッチして、引き締め効果も絶大だ。


>>「かぶってナンボ」と、リアフェンダーをかぶせることで低さを猛烈にアピール! フロント6度、リア7度のキャンバー角とのバランスも絶妙だ。もちろん生足なので、この車高のまま全開走行可能!!


>>実はストーリア純正のEJ-VEエンジンにさりげなく換装しているL700ミラ。フェンダーが絶妙にかぶる生足は、この車高のまま全開走行OKだ!

【画像12枚】ガソリンタンク移設のよりスムージングした給油口、当時モノのOZレーシングと絶妙のフェンダーかぶせでキメる足元、ストーリア純正のEJ-VEに換装しているエンジンなど、とっても気になるL700ミラの詳細はココをチェック!!


『カスタムCAR』2021年5月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ミラ・バン(L700)/2002年型

PHOTO/是本信高 TEXT/くしはしてつこ

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