【リバレルした自作ホイールに熱視線!!】昭和のニオイプンプン! クラシカルな激低鬼キャンミラジーノ☆

リバレルしたオーナー自作のホイールがフォルムに存在感を与えるミラジーノ

       
昭和時代のフルエアロ+渦巻形状ホイール姿を
見事に軽カーでオマージュ!!

【画像9枚】リムを稼ぐために1ピースホイールを薄く削ってリバレルした足元、昭和にタイムスリップしたかのようなクラシカルな内装など、激低ミラジーノの全容はココからチェック♪

「目指したのは’80年代のドレスアップカーです。かつて3代目プレリュードがハヤったころは、フルエアロにホイール&ローダウンが定番でしたよね? あの当時のレトロ感を追求しつつ、今のテイストを融合してみました」とはオーナー。
R35スカイライン純正ボディカラーに激低車高というインパクトもさることながら、話を聞くほどに本気で遊び切る、突き抜け感がストレートに伝わってくる1台である。

なにより目を惹きつけるのが、渦巻形状ディスク×ディープリムなホイール。
かつて大流行したスーパーボルクを彷彿させるディスクデザインに、軽カーらしからぬ超ディープリムをパツパツにマウントしているのだ。

このホイールは、なんとオーナーの自作モノ!?
1ピース13インチホイールのリムをカットし、周囲にピアスボルトの穴を開ける。
そこにSSRプロセッサーのリムを合わせて組み付けるというリバレルを敢行している。
これにより、前後15×7.5J通しで、フロント80mm/リア100mmの深リムをゲットしたというワケ。

しかし、この深リムをキャンバーの効かないリジット式(リア)のミラジーノにそのまま履くことはできない。
そこで、アヒル商会の独立アクスルを移植。
10度のキャンバーを付けることで、ノーマルフェンダーに見事組み込んでいるのだ。

一方、室内の’80年代感もハンパない!
当時あこがれだったレカロLXを装着するだけでなく、レカロストライプでリアシートやドア内張りをコーディネート。
カロッツェリアのデッキや、ブレーキ連動&シーケンシャルウインカー機能付きのケンウッドのリアスピーカーなど、細部にいたるまで当時のディテールを取り込んだ玉手箱のような1台なのである。



>>ミニ顔に近づけるため、「DCN」のクラシカルグリルを装着。付属フォグは外し、1年間だけ販売されたミラジーノ3ドアのオプションフォグを両サイドに配置する。レンズカットを求め、ヘッドライトはシビエ製。Wホーンも昭和風!?


>>R35スカイラインのアルティメットシャインオレンジにオールペンしたボディに、クラシカルなメッキモールがアクセントになったリアスタイル。変更した素ガラスに同色フィルムを施し、鍵穴やサイドウインカー、アンテナといった細部までスムージングするコダワリっぷりには脱帽だ。


>>リアの足回りはアヒル商会の独立アクスルキットに変更。フロントはセレスティアのロワアームを5mm延長&30mm上げにより、前8度/後10度のキャンバー角を実現。シュピーゲル車高調と合わせ、ツライチと乗り心地を両立している。



>>ボディ同色にペイントしたスーパーボルク風のツイスト系ディスクが目に飛び込む。ベースとなったのは、ジオンというメーカーの1ピース13インチホイール。裏リムを極限までカットして、ピアスボルトの穴を開け、SSRプロフェッサーのリムとリバレルした自作ホイールである。仕上がったサイズは15×7.5Jで、フロント:OUT5/リア:OUT15。前80/後100mmというディープリムを手に入れ、ミラジーノの純正フェンダーにパツパツにマッチングしているのだ!



>>昭和にタイムスリップしたような室内も見どころ満載! スピードラインのウッドステアリングに、懐かしのレカロストライプのLXシートを装着。当時はレカロシート購入で、リアシート張り替えサービスがあったので、それを再現している。


>>当時風で言う“カーステ”は、カロッツェリアのデッキにイコライザー、リアトレーにはケンウッドのリアスピーカーを配置。このスピーカーはブレーキ連動で光り、シーケンシャルウインカーを取り入れたマニア垂涎のアイテムである。


>>リム幅を稼ぐために、1ピースホイールを薄く削ってリバレルしたホイールに目を奪われる。クラシカルな雰囲気をオマージュするフォルムが圧巻だ。


『カスタムCAR』2021年2月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ミラジーノ・3ドア/2001年型
SOURCE:メカテック

PHOTO/南井浩孝 TEXT/岡本 晃

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