【えっ!? 一戸建てがシャコタン!?】エアサスで極限までローダウンする“動く一戸建て”ウィネベーゴ・ウォーリアー!!

低車高化の足回りはエアサスをチョイスするウィネベーゴ・ウォーリアー

       
ウィネベーゴの最小モデルを
リフォーム&エアサスで遊び倒す!

【画像10枚】巨体をも動かすパワフルなエアサス、快適空間に模様替えしたサワヤカカラーの室内など、気になる全貌はココから!!

見た目は80系のハイラックスだが、正しい車名はウィネベーゴ・ウォーリアー。
USモーターハウス界の大御所、ウィネベーゴが、トヨタ・ピックの1.5t積みロングシャシーに、小さな一戸建てを載っけた“ウォーリアー”という同社最小モデルがベースとなる。

実を言うと、チラッと見ただけではウォーリアーのヤバさは伝わりきらない。
「キレイなヤツを引っ張ってきたんじゃね?」とか「キャンパーがハヤってるから、それに乗っかった?」とか思う人がいても何もフシギじゃない。
だが、そんなうす〜いヨミは、ことごとく大ハズレ!

ちょうど欲しいと思っていたウィネベーゴに、若き日に愛用していた80系ハイラックスを使ったウォーリアーがあると知り、即手配。
アメリカにあるのはくたびれたモノばかりだったことから、日本国内にあったノーマル車両(とはいえ、これも十分グサグサだった)を今回は購入&カスタムしたそうだ。

テーマは、「ボンネビルに行く途中でスタックして、今日はここらでキャンプかな(笑)」。
真っ白だったキャビン&ハウスは、それぞれ赤とベージュでお色直し。
そこに描かれた社名ロゴ、ストライプ、レタリングは、リアルなペイントではなく、カッティングシートによるもの。
これはオーナーのお仕事が看板屋サンで、カッティングシート技術の高さをアピールするために、あえて採用した技術なのだという。

そして、フロントにダイナ用15インチホイールを入れ、アキュエアー制御のエアサスを仕込めば、全長6.3m/全幅2.2m/車重2t超えの巨体が、スルスルと芸術的にスラムドする段取りになるそうデス!!



>>エアタンクは、リアバンパー下に5ガロンを2つ並べる仕様となる。


>>左後輪ヨコの物入れは、ニッケンのコンプレッサー置き場へと用途が変更されている。


>>フロントホイールは、トヨタ・ダイナ用の6穴15インチに交換済みなのデス!


>>室内はブルーと白のペンキで塗り直され、サワヤカな印象に。アンティークのクーラーボックスやクロスも雰囲気アップに貢献している。


>>運転席の上はベッドになっており、大人2人がヨユーで寝られるスペースを確保している。


>>ベースカーはV6・3ℓエンジン&コラムオートマで、ラク〜な走りを約束。ステアリングにはクルーズコントロールもあるゾ!


>>仕事でカッティングシートを扱うオーナーは、ワイルドマン石井氏デザインのロゴやウィネベーゴの文字、サイドのシマ模様をすべてカッティングシートで表現している。


>>輸入された際に、日本国内仕様に交換されてしまったコーナーレンズを再びUS仕様に戻し、新品のグリルやバンパー、ルーフマーカーまで取り付ける。トヨタ純正のスーパーレッド5で塗られたキャビンが美しすぎるフォルムを演出しているのだ。


>>純正では白だったキャンパー部分は、サンドベージュへと大変貌を遂げている。


>>テールランプの間の出っ張り部分の中には、家庭用エアコンの室外機が入っており、キャンパー内は夏でも超快適に過ごすことができる。


『カスタムCAR』2020年2月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ウィネベーゴ・ウォーリアー/1991年型
SOURCE:トラックス

PHOTO/幸田太郎 TEXT/佐藤アキオ(rsf)

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