【パイクカーを低車高化!!】世界で1台しかない!? フルエアロを装備するスラムドフィガロ!

パイクカーのフィガロを低車高化!

       
USスタイルからフルリニューアル!
ユーロスタンスでグランドオープン★

【画像6枚】生足での限界を越える低車高化を実現するためのエアサス投入、マーチの1.3ℓエンジンへ載せ換え、CVTミッション化など、フルエアロ装備のパイクカー・フィガロの全貌はココで明らかに!

レトロ調だったり、前衛的だったりと、デザインに大きな特徴を持つパイクカー。
もともとデザイン性が高いということは、つまり、そこまでイジらずともカッコよくオシャレに乗れるってこと。
日産パイクカーシリーズのフィガロも、レトロ調のデザインが大好評だったクルマで、ぶっちゃけそのまま乗っても絵になる1台だ。

10年前、オーナーはそんなフィガロを見て、「これならノーマルのままでも乗れる」ってことで購入。
おとなしく乗るつもりだったけど、オーナーのカスタム魂がそんな事を許すハズはない(笑)。
気付けばバリバリのUSスタイル、しかも、フルリメイクを2回も行うほどのヤリっぷりに。
そして、このたび全面リニューアルを経て、堂々の登場と相成ったのだ!

今回のテーマは、これまでとは180度変わって現代風。
スタイルはずばりユーロスタンス、それもポルシェがターゲットだ。

フレークきらきらのVW純正オレンジにオールペンし、ボディサイド下にカッティングを貼って、ポルシェ感を演出。
さらに、ワンオフでフルエアロを製作、室内も赤基調に張り替えるなど、ベースの古さと完成度の高さゆえ、社外パーツがほぼ皆無というハンディをものともせずにフィガロをポルシェちっくに変えちゃったのだ!

フルリメイクに当たって、足回りもこれまでの生足からエアサスへ変え、今ドキなスタンス的低車高もゲット。
おそらくフィガロとしては限界値と思われるほどのベタ落ちを実現した。
リベット留めしたオバフェンにワーク・ユーロライン17インチがキレイに収まり、見事なシャコタンっぷりを披露する。




>>サイドステップ、リアアンダースポイラー、ルーフスポイラーは、もちろんワンオフ製作。W出しのマフラーはトミーカイラのスイフト限定車から持ってきたものを加工してセット。テールランプやリアウインカーも、レンズを研磨したうえでLED化し、今っぽい光り方になるように変更している。


>>マーチの1.3ℓエンジンに載せ換え、CVTミッション化、ワンオフタコ足、4連インジェクション化などは実施済み。そこからMOTECのフルコンを投入するなど、走り方面も進化している。


>>生地を張り替えたレカロ、MOMOのステアリング、レザーで張り替えたドアトリムなどなど、室内はレーシーな赤基調に衣替え。ダッシュボードやコンソールボックスは色違いのカーボンで製作している。


>>ビス留めのオーバーフェンダー(出幅F:3cm、R:5cm)に、思い入れのあるワーク・ユーロラインの17×7.5Jをツラツラで合わせて、車高調時代よりも低く、そして、走るときもラクラクになったのだ。


>>これまでの車高調でのローダウン化から一転、エアサスを新規投入! もちろん、車種専用品はないため、フロントはエアダインのワゴンR用、リアはキャンオーバーのVWルポ用をそれぞれ加工して設置している。


>>ワンオフのフロントスポイラーやカナード、ボンネットに穴空け加工してZ32用のボンネットダクトをセットするなど、フェイス回りはレーシー感満点! 86用のオイルクーラーも演出に大きく貢献してマス♪ ヘッドライトはガラスレンズの純正模様をサンダーで削り落とし、イカリング&LED化で目ヂカラを発射!! ドアハンドルなどはスムージングしてポップアップ化している。


『カスタムCAR』2016年3月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:フィガロ/1991年型
SOURCE:VINTAGE GARAGE、水上自動車、AVO-MoTeC JAPAN

PHOTO/藤井元輔 TEXT/編集部

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