【商用車オール★スター】ハイエースのバンパーやアンテナを新設しUS風に!目指すは”アメリカのカスタム好きが乗り回す足クルマ”!

Base Car:2015年型 ハイエース ナローボディ バン S-GL

       
アメリカの文化に心惹かれ、アメ車やカスタムが好きだったオーナー少年。だがしかし、そんな彼に多大な影響を与えたのはアメ車ではなく、ステップバンパーやスムージングでアメリカンテイストにカスタムされた100系ハイエースだった。

 大人になったオーナーは200系を購入しカスタムをスタート。そのコンセプトは“アメリカにハイエースがいたら”“カスタムされてたらこんなハズ”の妄想2本重ね。まずは、200系を購入以来、頻繁に訪ねるようになったワールドのステップバンパーをリアに装着し、第一段階をクリア。そして、仮想US仕様化の手法を念頭においた、ダミーアンテナや灯火類の加工などの小技で仮想USムードを高めていった。

 続いて、フロントメッキバンパー化を計画していたところ、ワールドの田中代表からハイラックス・ピックアップの純正フロントバンパーを譲り受けることに。それからというもの、中古の200系純正バンパーを仕入れては切り刻み、ハイラックスバンパーが200系にフィットする切り口を模索する日々。


 迎えた本番では、潔く愛車をぶった切り、メッキバンパーをセッティング! 後付け感を極力なくすため、バンパー&エプロンの切り口が目立たぬようにボディ内側にオフセット。さらに社外リップを使ってサイドエプロンをワンオフし、整形を感じさせない見事な処理を披露! 

 さらに、リアのステップバンパーもボディ内側にオフセットすることで、理想とする自然体な仮想5マイルバンパールックを見事に完成させた。

 大技小技交えつつ、頭の中の妄想を妥協なく具現化させた結果として、ハイレベルな1BOXカスタムが実現。そのクオリティの高さは腕試しにと初参加したSBMで、アワードをかっさらったことが何よりの証なのである。




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>>ダミーアンテナは仮想US仕様やアメリカンを気取るカスタムの定番。真上に伸びるコーナーアンテナはUSトヨタピックアップ純正を加工装着。チラリと写るワイパーもメッキワイパーに交換済み。



>>アメリカやネイティブが好きなオーナーにとってコッテコテな内装は違和感でしかない。さりげない使用感を出すため、荷室のベッドキットにはネイティブ柄のラグマットを全面に。


初出:カスタムCAR 2018年9月号 Vol.479

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

Base Car:2015年型 ハイエース・ナローボディ・バン・S-GL
協力:ワールドコーポレーション

PHOTO / 稲田浩章 TEXT / 木村隆之

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