【カスタムメイドの和製ピックアップ!その正体は?】バックドスタンスもキマッた人気の2BOXカスタム

       
現行車で購入可能なピックアップといえば、オフロード色の強いハイラックスのみ。さらに振り返ってみると2004年に販売が終了してから、現行ハイラックスが登場するまでピックアップトラックの新車販売はナシ! そんなピックアップトラック愛好家にとって冬の時代に、カスタムメイドの国産ピックアップとして鮮烈なデビューを飾ったのが、こちらで紹介する“サクシードピックアップ”だ。



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大阪のARカスタムズによりコンプリートされたサクシードベースのピックアップは、現オーナーの手に渡るとカスタムをアップデート。まず手を付けたのは足回り。最初は車高調だったが、乗り心地改善とフォルムの美しさをゲットするため、エアサスへの変更を決意。



そこでACCにクルマを持ち込み、ボディ着地(イベント用ホイール装着時)と走行時の快適性保持、なにより車両自体のコンディションを保てる足回りをオーダーした。特に気を使ったのがボディ保護だそうで、フレーム構造のトラックならいざ知らず、モノコックボディをピックアップ化しているため、とにかくボディにダメージを与えない足にすることを最優先にしたそうだ。



さらに、マッキーズのプロボックス用バンパーを装着したり、レンズ&ガラス類を交換(なかでもリアガラスは熱線なしをワンオフ製作!)するなど、スタイリングも着実に前進させてきた。そして現仕様のトドメとして、ボディカラーをもう1台所有するステップワゴンと同色にするため、プレミアムヒダマリアイボリーパールに塗り替えている。
今なおカスタムシーンにおける主軸ジャンルのトラッキン。ミニトラックベースでカスタムしようにもベースカーの高騰やそもそもクルマが見つからなかったりと難題もある。そこで、どうしてもピックアップに乗りたい人は、プロボックス/サクシードベースのトラック化なんてウルトラCも検討してみては?(笑)

【『カスタムCAR』2018年1月号掲載】
BASE CAR:サクシード  2004年型

PHOTO&TEXT/浦野浩之

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