【キャラバンをぶった切り!】オンリーワンのキャブオーバートラックをメイキング!

       
「みんなでワイワイ盛り上がっていて楽しそう」と、アメ車や旧車メインのカスタムを得意とするASC代表の安藤サンが、2016年のSBMファイナルに向け創り出したのが、この大胆なボディぶった切りでピックアップトラック化されたキャラバンだ。

完成に至るまでの道のりは寄り道なしの最短カスタム。ビルダーの豊富なカスタム経験を生かして、街道レーサー上がりだしボディを切ろう→200系はすでにボディ切りされているからNV350を買おう→NV350でボディ切るならエアロレスのアメリカンで装甲車的イメージがカッコいいな♪ といった驚きの単純明快さだ。

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かくして、購入したばかりのNV350はサクサクっとボディカットされ、街道レーサー御用達アイテムである240Zビス留めオバフェン、ワンオフグリルガード、ビードロック調20インチホイールで生足ロワードなどといった構想通りのカスタムメニューを次々に投下。とても初の箱車カスタムとは思えない一台へと仕上げてきた。



ルーフの補強やスライドレール、リアゲートのウインドーにだけ配慮して、深く考えずにボディカットしたという注目のリアセクションだが、まるでUS限定のNV350・ピックアップトラックをベースにしてカスタムしたと言われても不思議に感じないほど、ボディへなじむナチュラルさを誇っている。



 もちろん、主役となるデッキ部分を引き立てているのは、カット後に施した繊細な処理の数々。ピックアップトラックのアイデンティティといえるステップバンパーへと視線を引き寄せるスムージング、フェイクではなくフロア下から引き出して左右出しにレイアウトした煙突出しマフラー、ボディ補強も兼ねてデッキ内側をクールにあしらったアルミ縞鋼板、運転席のスイッチ操作でフルオープン可能なハイラックス・サーフ用リアウインドー埋め込みなど、ボディとの一体感へもこだわったスパイスを巧みに効かせ、ワイルドながらもスタイリッシュな装甲車スタイルへとNV350を仕上げた。


PHOTO/南井浩孝

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