「スタンスネイションジャパンを湧かせたラディカルミラジーノ!」 マツダ1800ccエンジンを縦置きレイアウトした驚愕のプライベートビルド

       
日本屈指のシャコタン王座争奪戦「スタンスネイションジャパンGエディション東京2016」。ジャンルレスなジャパニーズスタンスシーンの盛り上がりを象徴する小さな怪物が、同イベントにて本誌カスタムCAR賞とピープルズチョイス賞のダブル受賞を果たしたこちらのミラジーノだ!ボディこそL700型ミラジーノの原型をかろうじてとどめてはいるものの、“ヤリ過ぎシャコタン美”を気の赴くまま突き詰めたラディカルすぎる集大成としてハンドメイダーが手掛けた1台。



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ドア下のロワラインをバッサリ切り落とした超薄型のスタイリングといい、ビス留めオバフェンで15×8Jリムを豪快に履きこなすアウトリップの足元といい、その破天荒全開のインパクトは誰の目にも強烈過ぎ。
車体の補強を兼ねたフルロールケージの怒濤スパルタンなインテリアは、完全ショーカーと割り切りが潔いが、何より驚きなのがモッコリとしたボンネット下にマツダの1800ccツインカムがアリ得ない縦置きFRレイアウトで収まっているコト。
しかもエンジンスワップのようで実はそうではなく、モディファイしたミラジーノのボディを2代目マツダ・ロードスターのパワートレインと足回りを使ったワンオフシャシーに被せるという荒技をやってのけたってのが、コトの真相だ。

オープン2座席のピュアスポーツカーならではの理想的な重量配分のFR駆動に加え、車体中央にパワープラントフレームを持つシャシー特性を生かした常識外の合体技は特筆モン。そのブッ飛んだ発想力&DIY技量は、日本固有の軽カーを、世界が注目する激低マシンに豹変させた快挙と言っても過言でない!




【『カスタムCAR』2017年1月号掲載】

BASE CAR:ミラジーノ 1999年型
OWNER:yamamotoworks

PHOTO/南井浩孝

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