ガチ生足の走れるドシャコタン緑ハイエース!

       
鮮烈なグリーンでオールペンし、ルーフには日章旗のグラフィックを施したルックスで、アピール度満点のDRスタイルのデモカー。コンセプトはオリジナルのサスを使ったまま、極限までのロワードを施し、なおかつ乗り心地もしっかりと確保すること。ショーネームにもなった「走れるシャコタン」にはそんなメッセージが込められているのだ。

約5.5インチのロワードを施しながら乗り心地を確保する秘密のひとつは、純正ダンパーをベースにロワード量に合わせた伸び&縮みの減衰を設定しDRダンパー。注目すべきはフロントのバンプストップを硬いものと柔らかいもの、2個セットしたところ。最初に柔らかいバンプにタッチし、奥に行くと2個目の硬いバンプにタッチするというプログレッシブ効果を狙ったバンプ使いが独特だ。

また、Cノッチやフロア加工、フェンダー加工などを施し、オリジナルのスタビリンクも投入、動く足にした点も確かな乗り心地を確保する理由だ。

エクステリアは純正のFワイドバンパーをショート加工し、オリジナルのワイドルックバンパーを製作。GPOのバッドフェイスボンネットとエムテクノのハーフスポイラーを組み合わせた印象的なフェイスを作り上げた。またRフェンダーを約1cm程度叩き出しファブレスのパンデミック(20インチ)にフェンダーをわずかに被せる処理も施した。バンパーの処理などを含め、あくまでもオリジナルのラインを大切にした処理もこのクルマのもう一つのコンセプトだ。

インテリアにも外装に負けずインパクトは強烈で、ブラックペイント+レインボーフレークで仕上げた天井はなんとも個性的! さすが各地のSBMを転戦しながら進化を続け、ファイナルでアワードを獲得した力作だけあるぜ!



【写真8点】ハイエース緑号の細部をチェック!



『カスタムCAR』2013年1月号掲載】

BASE CAR:ハイエース・バンS-GL 2005年型

DR-STYLE

PHOTO/上新庄写真センター

RECOMMENDED

RELATED