【いつかコイツとドリフトを!】四半世紀をかけた愛の結晶は、ワンオフワイドボディのロータスヨーロッパ!

       
究極に楽しいクルマ遊びといえば、誰に気兼ねすることなく好きなクルマを好きにイジり倒すこと。
もちろん、それが歴史的に価値があろうと、エンスーな方々に後ろ指を指されようと、それを貫くことこそ、最高の自己満足が得られるってワケ。
もちろん、イジり倒すだけじゃこと足りず、バンバン走らせドリフトもお構いナシとくれば、他では味わえない最高の快楽に浸れること間違いなし。



そんな禁断の快楽に身を投じてしまったのが、こちらのロータス・ヨーロッパを駆るオーナーだ。
クルマを手に入れたは免許を取ってすぐのこと。それまでずっと父親からヨーロッパの速さを語られていた身にとって、「免許を取ったらすぐにヨーロッパに乗る」のはある意味当然。もちろん、若気も至りっぱなしの18歳にとって、名車といえどもオモチャ同然の扱い。「これでドリフトしたらヤバいじゃん?」という発想に至るのも仕方のないところ。



しかしここから、オーナーのヨーロッパ愛が炸裂。まずウデのない自分がドリフトで扱ってもすぐに壊してしまうだけと考え、このヨーロッパはガレージ奥に仕舞い込み、それから別クルマで約20数年かけてドリフトをマスター。ウデと自身を身につけて、晴れて2016年のSNJ東京エントリーを契機に、ヨーロッパを路上にカムバックさせたというわけだ。

ちなみにボディキットは24歳のときに父親と一緒に造形した完全ワンオフ。すでにこの時点で今の流行を先取りしたワイドフェンダー化を完了。ついでヘッドライトも丸目から角目に変更し、特徴的なウインカー位置も移設。実際のところは完璧なワンカウル状態で作ってしまったため、ドリフトで即壊してしまうのが惜しく、それがウデを磨くきっかけになったというのも納得できるイイ話♪

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PHOTO/渡部祥勝 TEXT/渡辺大輔

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