くるみ丸 ダンプアートに新風を吹き込む斬新なスタイルが注目度特大

豪快なフォルムのプロテクトップは、前面に配された大ぶりなメインアンドンがアピール度満点。両サイドの深掘りには丸フォグを仕込む。

       


レンジャープロの増t仕様、6×4ロングダンプをベースに独創性あふれるアートを展開する。このクルマの最大の特長といえるのが、フロントの新幹線バンパー。52cmの厚さを持った大型バンパーは、攻撃的なフォルムもさることながら、ディテールの見事さも特筆モノだ。バンパーに内蔵したヘッドライトはスーパーグレート用にスワップし、アンドン類をモノトーンで統一。大きく突き出したナンバーボックスは、前面に星抜きを施してダイヤカットのパネルをあしらい、シャープかつ硬派なイメージに仕上げている。

トップパートは平型バイザーと角おこしパイプ3本仕様のミラーステーを装備。バイザーミミも角おこしパイプ3本で構成して、シャープな印象を強調するとともに統一感を好演出している。 そして、荷台周りの注目ポイントがサイドバンパーだ。長めのホイールベースをフルカバーする3段仕様のサイドバンパーはボリューム感満点。クルマ全体の重心を低く見せ、どっしりとした安定感を創出している。

豪快に飾り上げたプロテクトップも見逃せない。サイドスリットやコーナー部分の縦2連の深掘り、星を組み合わせた繊細な抜き加工など、ディテールメイクも秀逸だ。その抜きデザインは、荷台下部やリアバンパーにも採用され、このクルマのトレードマークとして統一感の演出に一役買っている。 豪快にしてスタイリッシュなスタイルは、ダンプアートに新風を吹き込む意欲に満ちている。次世代アート・ダンプの旗手として、今後の活躍に期待がかかる1台だ。

【写真6点】シャープかつ硬派なイメージを演出。

カミオン2010年5月号トップアートをもとに再構成

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