二代目第九拓氏丸 高精度な鏡面パーツが冴える重厚&ハイセンスなデコダンプ

エクステリアを飾り上げるアンドンやこだまロケットランプはもちろん、ゴージャスなシャンデリアを多数採用した男の城が、絢爛豪華なナイトシーンの演出に一役買っている。

       


産業廃棄物を運ぶアームロールは「初代からフルリメイクして昨年秋に完成させました」という豪快かつ美麗な1台。特筆すべきはパールホワイトに紫とゴールドフレークを混ぜた美しいボディペイントと、アートフレンドが造作したハイクオリティな鏡面パーツ群だ。

レトロなテイストと現代的なセンスを融合したという大型パーツは、3mm厚の鏡面ステンレスでこしらえた本格志向の秀作ぞろい。キャブボトムに油圧で跳ね上げ可動するラッセルバンパーを装着するほか、キャブトップには菱抜きデザインを多投したミラーステー&平型バイザーをセンスよくコンビネーション。いずれも文句なしの重量感を誇りながらも、ディテールメイクの独創性&完成度を徹底追求している。また、キャブ後方の左右には丸パイプ仕様のハシゴと煙突マフラーを装着。デカ箱とのバランスに考慮したサイズと美しい鏡面素材の相乗効果により、ランドマーク的な存在感をアピールしている。

一方、荷台周りの見どころとなるボトムエンドは、サイドに50mm径の丸パイプを用いた4段バンパーを装備するほか、リアエンドには丸テール4発を深掘り装着したリアバンパーと3連丸テールをバランスよく配置。ウロコステンレスで統一した燃料タンクや工具箱など、荷台下の実用パーツ陣も美しく仕上げられている。

なお、今回のフルリメイクに際しては、以前よりもマーカーの数を増やして(色はオレンジ系で統一)、ナイトシーンの見映えも強化している。その華麗なイルミネーションは、イベントなどでぜひ目に焼き付けてほしい。

【写真6点】アートフレンドが造作したハイクオリティな鏡面パーツ群。

カミオン2010年4月号トップアートをもとに再構成

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