風華丸 オーナー理想のスタイルを実現した自称「自己満足アート車」

「桃太郎」を描いたリア観音扉は、「恋したあの娘に背を向けて〜」の名文句も粋。4連丸テールボックス&リアバンパーのコンビネーションもバッチリだ。

       


会社で運転手をしていると好きなように飾ることができない、だったら自分のトラックを持とうと、オーナーは約14年前にノーマルの4t車を購入。以来、長い年月をかけて、風華丸と名付けたその平ボディで、ツウ好みな飾りを展開してきた。

「100%自己満足です(笑)」と語るスタイルは、レトロ気分な大型パーツを中心にした本格志向。キャブ回りには、キャデラックバンパーや前面を跳ね上げた薄型バイザー、しぼりパイプ仕様のハシゴなど、いぶし銀の鏡面パーツを多数装着。また、前面にアンドン×3枚を配した鳥カゴ型シートキャリアは、存在感も大きさもピカイチ。2人の知人が製作した丸型ドアバイザーも自慢のビューポイントだ。

一方の荷台回りは、アオリ全面を彩るすずき工芸の波絵が見応え満点。プロテク背面の「天女」やリア観音扉の「桃太郎」も、抜群の個性をアピールする。さらに、等間隔で青のマーカーを埋設した杉田ステンレス製の2段サイドバンパーや、丸テール×12発を配置したリア下回りなど、アンダーセクションにも見どころを用意。「今後も子ども心を忘れず飾っていきます!」とのこと。

【写真6点】究極の自己満足。

カミオン2012年12月号トップアートをもとに再構成

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