飛内運輸 メッキの深い輝きと抜群の統一感でハイセンスに飾るベコデコトラ

通常より太い32mmの丸パイプを4本使ったサイドバンパーが実にスタイリッシュで、リアビューにも風格があふれている。

       



北海道から中・四国方面へ牛を運ぶ飛内運輸。北海道のクルマにもかかわらず、広島の沖田板金に数多くのパーツ製作を依頼するというこだわりの持ち主である。

注目は、なんといってもフロントを豪快に飾るキャデラックバンパー。大型車ならではのサイズとメッキ独特の深い輝きで、重量感たっぷりの逸品。トレーラグリルと相まって精悍な顔付きへと見事に変貌させている。そしてトップパートには、薄型1段バイザーとコの字型ミラーステーを採用。絶妙なバランスで’80年代スタイルを好演出する。ミラーステーには菱抜きデザインのステンレスメッキを採用し、サイドに菱抜きをあしらったバイザーとのコンビネーションが実に美しい。

また、バランスの難しいベコ車のボディパートには、太めの丸パイプを使った4段サイドバンパーを採用。アオリ上部の丸パイプやボディハシゴと統一させて、重たくなりがちなベコ車をスタイリッシュに仕上げている。サイドバンパーの奥に隠れた道具箱もブーゲンステンレスで仕上げるなど、細部まで手抜きのない高い完成度は大きな魅力だ。

【写真6点】これぞ機能美。

カミオン2012年1月号トップアートをもとに再構成

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