海斗丸 関東風エッセンスをプラスした魅力あふれるやっちゃ場便！

カミオン編集部 2023/08/22

実家が運送屋をしていたこともあり、小さいころからアート車に慣れ親しんできたという。現在は中国・近畿エリアを走るやっちゃ場便をベースに、オーナーが理想とする関東風のスタイルを目指して、コツコツとアートアップを展開している。

　　　　　　　

全ての画像を見る




キャブ周りの目玉パーツは、精悍なフォルムを誇るキャデラックバンパーで、前面に白銀社製のアンドンを組み合わせるほか、両サイドにはナマズマーカーを4段で配置するなど、ディテールメイクにもみどころを用意。また、菱抜きを施したミラーステーと、前面にマーカーを並べた平型バイザーを装着したキャブトップもみごたえ十分で、バイザー上に搭載したビッグな赤色回転灯も存在感をアピールしている。

一方、ウイングに「KAITO LINE EXPRESS」の赤文字を刻んで仕事車らしい風情をアピールする箱周りは、箱上に搭載したキャブ同色塗り（ダークグリーン）のバスロケットが圧巻。また、箱前方に装着した菱形角パイプ仕様のハシゴや、キャデラックバンパーと地上高をそろえつつ、その流れをスムーズに受け継ぐサイドバンパーら大型パーツの存在感も十分なら、蝶番やガゼットなどのディテールメイクも緻密にして華麗。

箱下（緑のマーカーを並べている位置）の前後と中央の3か所に、「海斗丸」の文字をひと文字ずつ独立させて光らすウインカーボックスを設置するなど、他車と一線を画すオリジナルメイクも秀逸だ。

そのほかキャブ前面を彩る「SS Salon」のゴールドエンブレムや、白銀社が手腕をふるった「宝船」の安全窓＆「七福神」の寝台窓など、ツウ好みなアイテムのセンスも高く、上質の関東風アート車を実現している。

【写真7点】岡山発の関東風スタイル。

カミオン2008年11月号トップアートをもとに再構成

タグ：

RECOMMENDED

RELATED