第十八大和斗 2t車スケールで追求する迫力満点の個性派!

ウロコステンレス素材のリア観音扉には、屋号と波絵を豪快に描いている。

       



第十八大和斗は、いわく「2t車でありながら4t車に引けを取らない迫力を手に入れている花電車を参考にしました」という豪快スタイルが秀逸だ。 注目すべきは、名工・プラティアが製作した大型パーツ群だ。精悍なキャデラックバンパーは角目4灯を収めた鉄仮面との相性も申し分なく、周囲に個性&レトロ気分を好アピール。ミミを彩る星デザインが印象的な平型バイザーや、丸棒菱チップをあしらったミラーステーなど、キャブトップにも、見応え満点の鏡面パーツを積極採用している。

また、「ゆうちゃん」と刻んだウイングマーク、ダイヤカットレンズを青く塗った丸アンドン、ルーフに搭載した赤色回転灯……などのディテールメイクも、魅力的かつ遊び心満点。極めつけはキャブカラー。ラメ入りの赤塗りが、一度見たら忘れられないインパクトを残す。

一方の箱回りは、箱上にFRP素材のバスロケットを搭載するほか、アンダーセクションには、2段サイドバンパーを装着。また、箱3面を席巻する「波」のペイントは、新鋭ペインター・まるみ工芸の筆致が光る傑作で、荒々しい筆文字もいぶし銀の仕上がりを披露。美しさと耐久性を考慮した造りボディも含めて、こだわりを満載した秀作車だ。

【写真6点】王道に息づく遊び心。

カミオン2012年1月号トップアートをもとに再構成

RECOMMENDED

RELATED