迫力満点の4t超ロングに華やかさをプラスした注目の三菱ふそうファイターデコトラ

三重県を拠点に活動するオーナーが手塩にかける4t超ロングをベースにした愛車は「仕事での実用性を優先してアートアップした」力作車だ。

       



マルソウでフルオーダーしたという大型パーツ類は、ボリュームを抑えつつもオリジナリティをアピールする逸品ぞろい。なかでも目玉となるフロントバンパーは、配送先の狭い道にもしっかり入っていけるように両角の出っ張りをそぎ落としている。その結果、通常の舟型バンパーとは一線を画し、両角に大きな開口部を備えた独創的なフォルムを実現している。

また、キャブトップに目を向けると、1m20cmの張り出しを誇るミラーステーや、上下段にそれぞれ緑と白のカラーパネルを配した平型バイザー、前面にテールレンズをインストールした8角キャブロケットなど、高精度なワンオフパーツを多彩にラインナップ。

鳥カゴ風のシートキャリアに至っては、最上部に巻いたウロコステンレスのスペースに、2列で2種類(明るめ&暗め)のオレンジマーカーをレイアウト。電飾をオンにすると独創的なV字リレーがスタートするという。

一方の箱周りは、サイドに2段サイドバンパーと鏡面のサイドレールを装着するなど、ボトムエリアを中心としたコーディネート。フラットに仕立てたリア下周りには、3つの3連角テールをバランスよく配置している。

なお、中学校時代の校歌をつづった安全窓を含め、随所に配したアンドン類は、華やかなデザインとカラフルなカラーリングが秀逸。絢爛さと意外性を兼ね備えたナイトシーンは、街道でも注目の的となっている。

「より実用性を重視したスタイルへとリメイクしていきます!」と意欲を燃やすこのクルマの進化っぷりに乞うご期待だ。

【写真7点】仕事車であることを念頭に置いた精緻なデザインと構成。

カミオン2008年4月号トップアートをもとに再構成

RECOMMENDED

RELATED