トップアート 硬派なフェイスとすずきペイントで魅せるいぶし銀の青果便 増田商事

リア観音扉で躍動する波絵は、すずき工芸のお家芸ともいえる傑作。丸テール3×3を深掘りにアレンジしたリア下回りも秀逸だ。

       



レンジャープロベースのウイング車・増田商事は、仕事車としてのカッコ良さを追求して全身をツウ好みにアート。黒塗りキャブとこだわりのパーツ群、すずき工芸の文字&ペイントにより、独特なスタイルを実現する。

キャブパートの目玉は、メッキ素材の鉄仮面と舟型バンパーのコンビネーション。バンパーライトをバスライトルックへとチェンジしたフロントマスクはもとより、バンパー前面に収めたすずきアンドン×2枚も見応え十分だ。

また、キャブトップには、天板とミミにルーバー加工を施してマーカーで彩る平型バイザーと、菱抜きデザインをあしらったミラーステーを装着。ハイルーフとのマッチメイクも上々だ。

一方、アルミ素材を多投した造りボディは、軽量&高い耐久性と見た目の美しさを両得。雄渾な筆致で「生鮮青果超特急便」「緊急特別車両」と刻んだ側面のすずき文字や、リア観音扉で躍動する「荒波」も特筆に値するビューポイント。丸テール×9発を配したリア下回りも、センス&品の良さを好アピール。

「考えると、もっと飾りたくなるので、できるだけ仕事に集中しています(苦笑)」。

各所の写真6枚

カミオン2014年6月号をもとに再構成

RECOMMENDED

RELATED