【Trailer Life】本日のテーマは星空キャンプ。久々の娘とのデートを浜辺で!

Base Car:1997年型 ランドローバー・ディフェンダー90

       
自分だけの居場所で至福の時を楽しむのが……デキル大人のやり口。でも独り占めしているだけでは、ダンディじゃない。そんな理想のスタイルを両立するなら、アクティブ×包容力で攻めてみないか?

ディフェンダーとバグトレーラーの名コンビ

 コーンッ! コーンッ! と、小気味好い音で斧を打つ。今日は久しぶりに娘とデートだ。何を話そうかな? なんてワクワクしていると、ついつい薪を割りすぎてしまう。予定以上に用意してしまった薪の束と、お気に入りのアウトドアギアを積み込めば準備完了。目的地は、昔ふたりで星を見に行ったシークレットビーチだ。



 クルマ&バイクをこよなく愛するアクティブ派の小鷹さん。最近のマイブームは、愛車でふらりと出かけてたしなむソロキャンプだ。自分だけしか知らない秘密の場所で、ゆっくりと焚き火を囲むのがたまらない。そのため手に入れたのは、抜群の走破性とクラシカルな雰囲気を両立したショートタイプのディフェンダー90だ。小ぶりなサイズ感が、イメージするひとり遊びに持ってこいだったが、愛用のギアをフルで積み込むには少々無理があるってことで、以前バイクトランポ用に購入したトレーラーを牽引することに。しかしながら、地元青森の真冬の雪道を走行することを考慮すると、大切なギアが雪に埋もれるのは避けたいところ。そんなとき、たまたまネットでオシャレな幌型テント「バグトラック」に出会い、ピンとくる。「コレをトレーラーにセットできないものか?」と。すぐさまメーカーのカーファクトリーターボーに出向き、オーダーして完成したのがこの「バグトラック・トレーラー」だ。



 テントキットをセットした荷台内部には高さが生まれ、ハイトがあるギアを積み込んでもしっかりとホールドできるので、悪路をガンガン走ってもストレスフリー。もちろん大切なギアが雪や雨に濡れることもない。さらにミリタリーテイストあふれるデザインなので野暮ったさもなく、ディフェンダーとの相性もバッチリ! これならカッコいい父親のダンディズムもスポイルされないってワケ。

 出発が少し遅れたけど、なんとか日が落ちる前に焚き火の準備は完了。気がつけば雲が晴れて満天の星空が広がっている。もちろんこれは……想定の範囲内、ということにしておく。さぁ今夜はゆっくりと語り合おうか。

【画像】ロマンチックな星降る夜にビーチキャンプを。肌寒さと焚き火の暖かさがたまらない!詳細はコチラ!



>>1997年型 ランドローバー・ディフェンダー90
ベースカーは日本で正規導入された500台限定の超レアな左ハンドル北米仕様。ボンネットやラゲッジルームには、アルミ縞鋼板を張り付けてミリタリーテイストをUP。



>>足回りは2.5インチリフトアップし、16インチ鉄チンをセットしてシンプルに仕上げる。必然的にロングドライブが多くなるため、サポート性を考慮し、スパルコのセミバケットをセットするなど、随所にこだわりが光る。


初出:OUTDOOR あそびーくるBOOK 2019年 Vol.03

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

Base Car:1997年型 ランドローバー・ディフェンダー90
取材協力:カーファクトリー・ターボー

文・写真 / ノグチケイスケ

RELATED