いつかはロシアでファンミーティング。インスパイアを溺愛しているオーナーの夢|ホンダ アコード・インスパイア AX-i Vol.3

       
当時はライバルのマークⅡやローレルと好勝負を演じるほどのヒットを記録したインスパイアだったが、今では希少な存在となりつつある。ここで紹介するのは、白石修司さんの愛車。もともとオーナーの父親が新車で購入したものだが、約16年前に白石さんが譲り受けた。ちなみに購入時はディアマンテも候補に挙がっていたが、当時中学生だった白石さんの猛プッシュによりインスパイアに決定したという。そして現在「家族のクルマ」から「愛車」に昇格したインスパイアは、オーナーの手によって深い愛情が注がれている。

「外装から内装、エンジンや走りなどすべてが好き。ひと言では言い表せないですね」と、インスパイアを溺愛している白石さん。そんなオーナーにはひとつの疑問があり、当時あんなに売れたインスパイアたちはどこへ行ってしまったのか……ということ。ところが「最近、ロシアのコミュニティーでインスパイアオーナーがたくさんいることが分かりました。いつかはその地でファンミーティングができればと思っています」と壮大な夢を話した。



滑らかなフィーリングでハイパワーが得られる多気筒エンジンのメリットを持ちつつ、V型6気筒や直列6気筒エンジンに匹敵する静粛性や低振動を達成した直列5気筒SOHC20バルブのG20A型。



握りやすく先進的なガングリップタイプのシフトノブを採用した7ポジション電子制御4速AT。AZ-iとAG-iでは5速MTも選べたが、AX-iは4速ATのみ。



薄型電動スモークドガラスサンルーフはAX-iとAG-iにオプション設定。従来品より薄型化し、ヘッドクリアランスを拡大した。



最近は木目風パネルが一般的だが、インスパイアでは天然木を加工した本木目パネルを採用。ちなみにAX-iでは、樹齢200〜300年(当時)の北米産ミルトルが使われた。



オーナーが愛して止まないインスパイヤのロゴ。曇り一つないピカピカのロゴだ。


オーナーが所蔵する「Hi-Story」ブランドのインスパイアのミニカー。レジン製で、カラーも愛車と同じジュネーブグリーン・パールだ。


ハチマルヒーロー 2019年 05月号 vol.53(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text: Rino Creative/リノクリエイティブ photo:Satoshi Kamimura/神村 聖

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