外見はエスロク、中身はザウルスJr. ホンダ S600 レーサー 2

外観はエスロクだが、中身はパイプフレームのミッドシップレイアウトなのがこのクルマのキモ。
しかもザウルスJr.シャシーに合わせて、エスロク用のAS285E型エンジンを横置きで配置している。

ミッションは合いそうな軽用ミッションを調べ尽くし、ワゴンRのNA用5速がベストマッチだということを突き止めた。エンジンは650ccにボアアップされ、FCRキャブφ33㎜を4連装。

オイルパンには横G対策でオリジナルのバッフル加工を施してある。サスペンションはエスハチのリアスプリングが同径だったため、流用加工して使用。

「限界が高いが、スピンモーションに入ったらリカバリー不可能」と言われるザウルスJr.の乗り味だが、レートを落として粘る足にしたことで、このエスロクは非常に扱いやすく仕上がっているという。



ザウルスJr.シャシーをベースに、アルミタブをワンオフしたコクピット。センターレイアウトで右側シフト、オルガンペダルとその内容は完全にレーシングカー。


エンジンフードはアルミでワンオフ。「HONDA」ロゴがエンボスで入った凝った仕上がりだ。



この日はモディファイされたエスハチも走行会に参加。9000rpm以上の甲高いエキゾーストがサーキットにこだました。

text : SUZUKI TAKAYOSHI / 鈴木貴義 photo : HIRANO HARUO/ 平野 陽

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